●女子シングルス準々決勝
赤江夏星(デンソー) ー3、5、6、ー14、4、ー4、9 平野美宇(木下グループ)
最終ゲーム、10ー9でマッチポイントを握った赤江の飛びついたフォアハンドが、平野のコートのエッジをかすめて入った。昨日、パリ五輪代表候補に内定した平野を下し、赤江がベスト4に躍進だ!
試合後のミックスゾーンで、まだ少し興奮の残る表情で「試合が終わったばかりで、信じられない気持ちとうれしい気持ちの両方が今はあります」と語った赤江。「バック対バックで単純に勝負すると平野さんのほうが上なので、フォアやミドルを突いて、そちらを意識させてから勝負しようと思った」という言葉のとおり、2ゲーム目から横回転を入れるワイパースイングのバックハンドで平野をフォアに大きく動かし、試合の主導権を握った。
平野も大接戦となった4ゲーム目を取り、最終ゲーム1ー3のビハインドから6ー3と逆転して勝利に迫ったが、ここから赤江が逆転。最後は9ー9から2本連取で勝負を決めた。
「平野さんとは(Tリーグの日本生命レッドエルフで)練習は今までもしていたけど、試合をするのは初めて。1ゲーム目を何もできないまま落として、このままでは悔いが残るなと吹っ切れた。自分が今持っている力を最大限発揮しようと思いました」(赤江)
ツイート