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全日本卓球2025

良きライバル・明徳に負けじと頑張る土佐女子魂。石川実鈴がベスト32まであと一歩

高知県内で長きにわたり切磋琢磨し合っている2つの名門校、土佐女子中・高と明徳義塾中・高。土佐女子高のエースであり、2022年全中ではチームの主力として団体3位入賞に貢献した石川実鈴が、初めての全日本卓球ジュニアで3回戦まで勝ち上がり、カットの樋浦光(正智深谷高)にゲームオール9本で惜敗したものの、粘り強い「土佐女子の卓球」を見せた。

「1回戦からレベルが高く、全日本で勝つことの難しさを痛感しました。3回戦は1本1本粘っていく試合を心がけましたが、競った場面で取り切ることができませんでした。

(ライバルの明徳について)同じ県内にレベルの高いライバルがいることで刺激になり、頑張ろうと思えます。自分たちが強くなるための良い存在です」

目標としていたベスト32にはわずかに届かなかったものの、全日本で土佐女子魂を見せた石川。全国から選手が集まる明徳義塾に対し、地元高知県内の選手がほとんどという土佐女子だが、伝統の力と、良きライバルからの刺激により、輝きを見せている。石川は最後に「インターハイでは団体、個人ともに代表を目指して、全国で頑張りたい」と決意を語った。

●ジュニア女子3回戦
樋浦光(正智深谷高) 5、-10、8、-8、9 石川実鈴(土佐女子高)

 

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