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全日本卓球2026

「あれで勝てないのが自分らしいなって(笑)」 木村光歩、全日学女王・面田采巳に惜敗も「悔いはなし」

●女子シングルス4回戦
面田采巳(愛知工業大) 7、5、7、-8、-4、-6、9 木村光歩(中国電力ライシス)

女子シングルス4回戦、全日学女王の面田(愛知工業大)と、今年度限りで現役引退を決めている木村(中国電力ライシス)が対戦した。

序盤から豪快なパワードライブで主導権を握った面田が一気に3ゲームを連取し、勝利にあと1ゲームに迫ったが、「このまま終わってしまうとすごく後悔が残ると思った。4ゲーム目からは自分の出し切れるすべてを出そうと思って切り替えて戦った」と木村。以降は粘り強いラリーで食い下がり、試合の流れを引き寄せる。

ゲームカウント3-3に追いつき、迎えた最終ゲームでは6-1と面田にリードを許しながらも、そこから猛追。10-9まで詰め寄ったものの、あと一歩及ばなかった。それでも試合後は、「全体的には、もう悔いが残らずできたかなと思います」と晴れやかな表情。全日本シングルスでの最後の舞台を、全力で戦い抜いた。

試合後、抱き合ってお互いの健闘を称え合ったふたり

木村の目には涙があふれた

2000年2月9日生まれ、岡山県出身。瀬戸内卓球スポーツ少年団から山陽学園中・高を経て、2018年に実業団・中国電力に入社。卓球一筋で歩んできた木村は、2年前、同じ岡山県出身で中国電力に所属していた成本綾海がチームを離れたタイミングでキャプテンに就任。「キャプテンとして2年は頑張ろうと思っていた。2年やって引退しようと決めていました」と木村。今大会、最後の全日本シングルスでの目標はランク入りだったが、惜しくも達成はならなかった。

「0-3から3-3に追いついて、あれで勝てないのが私。あれで勝つのが本当はいいんですけど、自分らしいなって(笑)。でも、引退試合としてはすごく思い出に残る試合でした。引退試合じゃなかったら、結構悔いが残る試合だったのかなと思います(笑)」

引退後は中国電力で仕事に専念する予定。木村には来週に行われるダブルスが残されている。「昨年は運よくベスト4に入ることができました。今年は一戦一戦が本当に山場になると思うので、まずは目の前の一戦に集中して、最後は枝廣選手との思い出を作りたい」。木村光歩の全日本での戦いはまだ続いていく。

 

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