知的障がい者枠での出場となった竹守彪(たけもり・たけし)が、初戦となる2回戦で、専修大の強豪・野田颯太と対戦。ゲームを奪うことはできなかったが、持ち味であるフットワークを活かしたフォアドライブや、攻められてもボールに食らいついて盛り返すプレーを見せた。
2024年1月世界ランキングで4位(クラス11)と好位置につける竹守。3月時点での世界ランキングによりパリパラリンピック出場を目指しており、1月28日(日)には「ブラジルパラオープン」に向けて出発する。今大会で得た手応えとモチベーションは、ブラジルに繋がり、そしてパリパラに繋がるものとなりそうだ。
●男子シングルス2回戦
野田颯太(専修大) 8、5、4 竹守彪(TOMAX)
「パラの試合とは1球1球の重みが違った。ついていくのが大変だったけど、ついていくつもりで粘り強く戦おうとした。1ゲーム目はサービスが思ったより効いて、3球目やラリーも良くて、それができただけでも良かった。この経験をパラの大会に繋げていきたいです。
これまで5、6回、全日本予選には出たけど、最近は元日本代表が千葉予選に出るので厳しい。パラで1枠出られるということでモチベーションが上がったし、出られただけで幸せです。でも勝ちたかった(笑)。
知的での全日本出場枠は、来年からも皆が狙ってくると思うけど、『譲らないぞ』という気持ちで頑張ります。
ブラジルオープンに向けて明日から調整です。今大会、良いプレーができたので、ブラジルに繋がると思います」(竹守)
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