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全日本卓球2025

早田ひな初戦突破。「(左腕の状態は)何%かはわからないが、最後までやり切りたい」

全日本卓球2連覇中の早田ひな(日本生命)が、女子シングルス初戦となる4回戦に登場。日本リーグで活躍するカットマンの加藤亜実(十六フィナンシャルグループ)に対し、序盤は互角のラリー展開となり、3ゲーム目を失ったものの、4・5ゲーム目は盤石のプレーを見せて4-1で勝利した。

「相手はサービスがうまく、序盤はラリーで点を取っていたけど、4ゲーム目からは慣れて戦術を組み立ててプレーできたし、会場やボールにも合うようになってきた。

(左腕の状態は)練習では半分くらい戻ってきているけど、ここから試合をしつつケガをしたら治療ということで、何%かはわからない。上を目指したいが、諦めるところは諦める必要がある。

まずは全日本卓球の舞台に戻れたことがうれしいし、ファンも望んでくれていたと思う。途中棄権がなくもないけど、その中でどうやって勝つかを考えて最後までやり切りたい。

ユニフォームは大輔先生(石田)がデザインしてくれた。今年はパリで花を咲かせられたというコンセプトで、桜をあしらっています」(早田)

パリ五輪で痛めた左腕の状態が気になるところだが、対カットということで、腕に負荷がかかるバックドライブを使う場面が少なかったという点では、大会初戦の相手としては比較的戦いやすい戦型だったかもしれない。コメントからは、腕の状態は「試合をしてみないとわからない」とのことだが、長期的に見て負担のかからない範囲で、早田らしいパフォーマンスが見られることに期待したい。

●女子シングルス4回戦
早田ひな(日本生命) 9、9、-8、5、4 加藤亜実(十六フィナンシャルグループ)

全日本卓球に気負いなく臨んでいることが会見からうかがえた早田

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