●女子シングルス準々決勝
早田ひな(日本生命) 5、7、10、−8、5 芝田沙季(ミキハウス)
女子シングルス準々決勝、3連覇を目指す早田ひなが芝田沙季を4−1で破り、準決勝進出!
3連覇まであとふたつとした。
出足からサービス・レシーブで確実に主導権を握った早田。パリ五輪で左腕を傷めて以来、思うように振れていなかったバックハンドも威力と安定性が戻ってきた。3ゲーム目を8−10からの4点連取で12−10で奪って勝利に王手をかけると、4ゲーム目は落としたものの、5ゲーム目は3−3から7−3、10−4と一気に突き放して11−5で勝利を決めた。
試合後の会見で「芝田選手は粘り強くて、4ゲーム目も4−1のリードから負けてしまったんですけど、一定のラリーをすると何本でも返してくる。自分でそこの殻を破るのが怖かったけど、バックのスピードのあるボールとか、怖いと思っているところを打開することができて、少しずつ元の状態に戻ってきている」と語った早田。明日の最終日に向けて、「明日のパフォーマンスは明日の自分にまかせて、今日は思う存分ケアをして備えたい」
一方、2019年大会以来のベスト8進出を果たした芝田は、3ゲーム目を落としたのが痛かった。「去年も対戦していますけど、その時よりも1点が遠いと感じました。ボールの質も違うし、ボールの回転も多く、ミスも少ない。ボールの軌道も前回より高い軌道になって対応が難しかった」(芝田)。
「今は若い時とは違う。競争という意識よりも、自分のレベルを少しずつ上げていく意識になっている」という芝田。また来年も、全日本の頂点を目指してチャレンジしてもらいたい。
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