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全日本卓球2025

メイデン同期対決は谷垣佑真が快勝。岡野俊介も充実の8強入り

全日本卓球 男子シングルス準々決勝では、愛工大名電中・高時代の同期である谷垣佑真(愛知工業大/上写真)と岡野俊介(朝日大)が激突。戸上隼輔(井村屋グループ)、松下大星(クローバー歯科カスピッズ)との接戦を制して勝ち上がった谷垣。一方の岡野は、同じくメイデン時代の同期である濱田一輝(早稲田大)に快勝しての準々決勝進出。勢いのある両者の対決に注目が集まった。

岡野は「谷垣には高校時代は全然勝てなかった」というが、朝日大に進学してから成長をとげ、大学以降の成績はこれまで谷垣3勝、岡野2勝。しかし今日の試合ではチキータから岡野のフォアサイドを攻める攻撃的プレーを貫いた谷垣が、終始ペースを掴んで4-1での快勝となった。

岡野は3ゲーム目にリードの場面から追いつかれるもジュースでそのゲームを奪い、反撃に入りたかったが、及ばなかった。

試合後に両者は健闘を称え合った

岡野コメント
「谷垣は戸上さん、松下さんに勝って調子が良いとはわかっていて、勝ちに行ったけど、最後までサービスにうまく対応できなかった。
以前は早い展開で点が取れてもラリーで取れなかったのが、大きいラリーでも点を取れるようになってきた。
(同世代で活躍するほかの選手について)以前は雲の上の存在だったけど、ちょっとずつ近づいているかなと思う。中学、高校の団体戦で出られない選手でも、頑張ればチャンスがあるというこを示していけたらと思います」

男子シングルス準々決勝
谷垣佑真(愛知工業大) 8、8、-11、5、4 岡野俊介(朝日大)

右利きのフォアサイドを鋭角に切るバックハンドを何本も見せた岡野

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