卓球王国 2022年7月21日 発売 vol.304
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インターハイ2022

中津南の挑戦を支える元インハイ女王「ベンチから見る世界は全然違いますね」

●女子シングルス1回戦
川森天詩(近江兄弟社) 7、5、5 渋谷有里子(中津南)
山口彩実(中津南) 4、ー8、9、9 山口愛世(奈良女子)

今日からスタートした女子シングルスの1回戦。大分の県立校、中津南から2人の選手が出場。ふたりのベンチに入ったのは、2006年大阪インターハイの女子シングルスチャンピオン、大内(旧姓:宇土)弘恵さん。中津南の外部コーチとして昨年4月から指導に当たる。7月の全日本ホープス・カブ・バンビでも教え子のベンチに入り、インターハイ後は全中にも行くという大内さん。小学生・中学生・高校生と各カテゴリーで指導者として活躍中だ。

教え子の渋谷選手のベンチに入った大内さん

ベンチに入ったカットの渋谷、右シェークドライブ型の山口はともに宇土クラブのOG。県立校なので平日の練習時間は1時間半くらい。終わってから宇土クラブ(中津卓球ジム)での練習などでカバーしているという。

教え子たちには「まだ出場することが目標になっているから、大会で勝つのは難しい」と辛口の大内さんだが、全国区の強豪・明豊がある大分で、シングルス4枠のうち2つを獲得したのは健闘と言えるだろう。渋谷は惜しくも初戦で敗れたものの、山口は得意のサービスを武器に1回戦突破を果たした。

カットの渋谷有里子選手は、惜しくも1回戦で敗退

1回戦を突破した山口彩実選手

ちなみに大内さんがインターハイの会場に来るのは、なんと優勝した大阪インターハイ以来。「懐かしいですねえ」と久々のインターハイの空気を味わった。

「私もベンチに入って、こんな中で戦ってきたんだなと。すごいなと思います(笑)。高校生の時は勝つことに夢中でしたけど、ベンチから見る世界はぜんぜん違うし、今見ると『緊張するだろうな』と思います。
私は高校1・2年の時は中途半端に練習していたから緊張したけど、3年生の時はやれることはやりきったという感じで、緊張感というよりワクワクしていました。練習をやったらそのぶん自信にはなるんですよね」(大内さん)

インターハイで優勝した高校3年の時、母校の就実高は岡山県予選で敗れ、学校対抗出場は果たせなかった。「だから団体(学校対抗)には余計思い入れがあります。将来的には学校対抗に団体で出場することが目標です」(大内さん)。

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