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インターハイ2022

男子競技4日目・高校団体日本一が決定! シングルスはタフな3連戦

 7月29日の開会式で幕を開けたインターハイ男子も競技4日目。いよいよクライマックスに突入していく。今日は男子シングルスの3回戦から5回戦までが行われ、ベスト8が決定。その後には男子学校対抗の準決勝・決勝が立て続けに行われ、高校団体日本一が決まる。

 

【8月2日競技スケジュール】

9:00~ 男子シングルス3回戦

10:00~ 男子シングルス4回戦

10:30~ 男子シングルス5回戦(ベスト8決定戦)

11:30~ 男子学校対抗準決勝

13:30~ 男子学校対抗決勝

 

 男子学校対抗準決勝に進んだのは、愛工大名電、出雲北陵、育英、野田学園の4校。愛工大名電と野田学園はベスト4常連だが、出雲北陵と育英は初のインハイ準決勝進出。対戦カードは愛工大名電と出雲北陵、育英と野田学園となっているが、高校卓球界を牽引する愛工大名電、野田学園に年を重ねて着実に全国で力をつけてきた出雲北陵、ここ数年で一気に成長を遂げた育英の2校がどう挑むか注目だ。

 

【今日の宇和島レポート】

 開催地・愛媛県宇和島市ゆかりの卓球選手といえば、伊藤和子さん(旧姓・山泉)。世界選手権で5つの金メダルを獲得し、全日本でも1960年度大会で女子史上初の三冠を達成。2002年度大会では男女通じて史上初の全日本100勝を果たした大レジェンドだ。会場の宇和島市総合体育館の2階にも伊藤さんの功績が掲げられている。

 大阪府で生まれた伊藤さんだが、第二次世界大戦による疎開で愛媛県北宇和郡(現・宇和島市)に移住。この町で卓球を始めて世界の頂点へと上り詰めていった。伊藤さんが青春時代を過ごし、卓球に打ち込んだ町でのインターハイ。この大会から、世界にはばたく選手が生まれることに期待したい。

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