本日行われた学校対抗1回戦に岩手から初出場の盛岡第二が登場。盛岡第二は岩手県予選で主将の伊藤こころが体調不良で欠場する事態に。単複に出場するチームの柱・伊藤を欠く中、盛岡第二は「主将をインターハイに連れていく!」と団結。ダブルスも試合当日に組み替え、準決勝、決勝は前半を終えて0-2とリードされながら逆転勝利で岩手県予選を制し、初のインターハイ学校対抗出場をつかんだ。
予選を欠場することになった際、「少し悔しいとも思いました」と伊藤。それでも、チームメイトは諦めなかった。
「去年はダブルスでインターハイに出ることができたけど、最後はやっぱり学校対抗に出たいと思っていました。予選に自分が出られないのは少し悔しかったけど、チームメイトには頑張ってもらいたかった。優勝してくれて『やっぱり、頼れるチームメイトだな』って感じました」
今日の1回戦・鎮西学院戦で伊藤は1番とダブルスに出場。いずれも勝利はならず、チームも0-3で初戦敗退となったが、ダブルスではゲームカウント0-2から追いつき、フルゲーム9本まで追いすがる粘りを見せた。仲間が連れてきてくれたインターハイ、1試合のみで大会を去ることとなったが、主将として懸命なプレーでチームメイトの奮闘に応えた。
チャンスはありながらも、あとわずかに勝利に届かず、「勝ちたかった」と試合を振り返った伊藤だが、やっぱり最後に口にしたのは、チームメイトへの感謝だった。
「最後にみんなにインターハイに連れてきてもらえて、本当に良かったです。後輩たちには来年も学校対抗に出て、もっと上位に勝ち進んでほしいなと思います」
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