●男子第1ステージ
〈チャイニーズタイペイ 3−0 ナイジェリア〉
◯高承睿 0、8、3 オモタヨ
◯林昀儒 5、3、3 アビオドゥン
◯荘智淵 不戦勝 アルナ
世界卓球(団体戦)釜山大会、2日目がスタート!
男子団体第1ステージのグループ5では、日本と同組のチャイニーズタイペイとナイジェリアが対戦。3人のみで今大会にエントリーしたナイジェリアは、昨日の日本戦ではエースのアルナが食中毒(自らのSNSで発表)で欠場、3番手のアビオドゥンが飛行機のフライトトラブルのために試合に間に合わず、棄権を余儀なくされていた。
「今日のタイペイ戦も棄権なのでは?」と思われたが、朝10時開始の試合にはオモタヨとアビオドゥンのふたりが揃ってベンチ入り。さらに大会の開幕直前に、チームの監督として帯同することが発表されたオリンピック7大会連続出場のレジェンド、セグン・トリオラもベンチに姿を現した。欠場のアルナを3番に置き、3番を不戦勝としてチャイニーズタイペイ戦に臨んだ。
一方、チャイニーズタイペイもこの試合が今大会の初戦。世界団体デビューとなる19歳の高承睿(ガオ・チェンルイ)をトップに抜擢し、その高承睿が1ゲーム目をいきなりラブゲームで奪取。安定したバックハンドの攻守を軸に、初出場の緊張感を感じさせないプレーを見せた。
2番の林昀儒もアビオドゥンのトリッキーな攻撃をものともせず、華麗なカウンターを連発してストレート勝ち。2−0となった時点でチャイニーズタイペイの勝利が決まった。
タイペイのベンチで、最年長の荘智淵とともに選手にアドバイスを送るのは、林昀儒を指導する偉関晴光さん(元全日本チャンピオン)。明日対戦する日本チームにとって手強い「軍師」だが、偉関さんはもちろん、林昀儒も荘智淵もコートの外では日本選手の良き友人。明日は両チーム、持てる力を出し尽くした好ゲームになるだろう。そして日本男子が勝利をつかみ、しっかり五輪団体戦への切符を手繰り寄せたい。
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