●女子第1ステージ
〈日本 3ー0 ブラジル〉
◯早田ひな 5、4、4 G.タカハシ
◯張本美和 10、8、3 B.タカハシ
◯平野美宇 8、3、5 アレシャンドレ
日本女子、女子グループ2の最終戦となるブラジル戦も1ゲームも落とすことなく、オール3ー0で完勝。これで4戦全勝、実力どおりの1位通過を決めた!
右シェークドライブ型の姉ブルーナと、右シェークバック表ソフトの妹ジオリアのタカハシ姉妹を2点起用し、3番に隻腕サウスポーのアレシャンドレを配したブラジルチーム。昨日の試合でルクセンブルクとの大熱戦を制し、勢いに乗っていた。
しかし、日本はトップ早田がジオリアに快勝。バック面の表ソフトで早田の連続攻撃を粘り強くブロックしたジオリアだが、早田の回転量の多いフォアドライブは抑えきれず。2ゲーム目は早田が0ー3のビハインドから、目にも止まらぬクロスへのバックハンドカウンターなどを連発して10点連取するなど、一気に相手を呑み込んだ。3ゲーム目も10ー4のマッチポイントから、飛びつきざまにフォアストレートへ3球目フォアドライブを打ち込み、ゲームセット。
2番張本はブルーナの打球点の高いバック強打に苦しみ、1ゲーム目は1ー4、3ー7、4ー9と大きくリードを許す苦しい展開。しかし、ここから相手のバックへ安易にボールを送るの避け、フォアへのレシーブやチキータの緩急などでミスを誘う。7ー10とゲームポイントを握られてから、5点連取で張本が1ゲームを先取。
2ゲーム目以降も、張本はブルーナのフォアをうまく突きながら、ダブルストップでの前への攻めやフォア前へのサービスからバック深くへ切り返すバックドライブなど、長身のブルーナを前後に揺さぶって得点を重ねた。3ゲーム目は張本が5ー3からの6点連取で試合を決めた。
3番平野が対戦したアレシャンドレは、東京パラリンピック・クラス10で銀メダルを獲得した隻腕のサウスポー。ハイトスでロングサービスを中心に出し、抜群のボールセンスを生かした両ハンドのカウンターを打ち込んでくる。
1ゲーム目は意外性のあるアレシャンドレのプレーに戸惑い、競り合った平野だが、2ゲーム目以降は両ハンドでアレシャンドレのフォアサイドを厳しく攻め、確実に得点を重ねた。2・3ゲーム目は中盤で一気に突き放す試合運びで、平野がストレートで勝利した。
日本女子の次戦は男子と同じく2月21日。こちらもパリオリンピックの団体出場権を懸けた、決勝トーナメント2回戦(ベスト8決定戦)に臨む!
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