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世界卓球2024

大会もはや7日目。今夜は20時から日本男女が同時に出陣!

大会もはや7日目を迎えた2月22日。ここ数日、釜山の街は雨が続いている。特に今日は気温が下がり、時折海のほうから叩きつけるような突風が吹く。

今日から男女団体とも準々決勝がスタート。日本男女チームは20時から、同時にコートに入る。テーブル1(メインアリーナ)で日本男子対中国、テーブル2で日本女子対ルーマニアの対戦となる。この上位ラウンドで日本男女チームの試合が同時に入るというのは、近年では記憶にない。今日のタイムテーブルは下記のとおり。

◎2月22日のタイムテーブル
10:00〜 テーブル1 ●女子団体準々決勝 香港 vs. チャイニーズタイペイ
13:00〜 テーブル1 ●男子団体準々決勝 フランス vs. ポルトガル
17:00〜 テーブル1 ●女子団体準々決勝 韓国 vs. 中国
テーブル2 ●女子団体準々決勝 フランス vs. ドイツ
20:00〜 テーブル1 ●男子団体準々決勝 中国 vs. 日本
テーブル2 ●女子団体準々決勝 日本 vs. ルーマニア

男子団体準々決勝は今日・明日の2日間に渡って行われるので、日本男子を明日夕方に回してくれても良さそうなものだが……。今大会、メインアリーナのテーブル1は問答無用で韓国チームの試合が入る。そしてサブアリーナのメインコートで、テレビ東京が中継や国際映像の配信を行うテーブル2は日本と中国が分け合って使うような形になっている。運営側としては韓国チームの試合ができるだけ後半まで残るようにしたいだろうし、試合時間とコートをめぐる「陣取り合戦」はなかなかに熾烈だ。これはテレビの放映時間の問題で、チームや選手とは関係のないものだが……。

日本女子のルーマニア戦は、相手エースのスッチがますます充実のプレーを見せているが、日本選手との対戦では昔からあまり分が良くない。早田ひなは昨日の試合後の会見で「警戒している選手のひとりではあるので、スッチとは1回試合がしたい。前半で試合ができればいい」とコメントし、対戦を希望している。2番手のサマラの頑張りには警戒が必要だ。

昨日の決勝トーナメント2回戦後のルーマニア女子チーム。「LOVE」スッチが日本戦でも暴れる?

そして日本男子対中国。おそらく前回の成都大会と同様、中国は前半で王楚欽と樊振東、3番で馬龍を使うだろう。その中でも今大会での王楚欽の強さは素晴らしく、相手の強打もバックのカウンターブロック1本で盛り返し、強烈なフォアのパワードライブを見舞う。世界王者の樊振東、百戦錬磨の馬龍の強さは言うまでもないが、成都大会と動揺、今最も勢いがあって強い王楚欽を前半で破ることで中国チームの動揺を誘いたい。王国取材班も二手に分かれて密着取材します!

ブロックでさえも一本で攻撃へのチャンスに変えてしまう王楚欽。前回大会のリベンジに燃えているだろう

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