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世界卓球2024

地元・韓国女子、大歓声浴びるも中国に0−3で敗れる

●女子第2ステージ・準々決勝
 〈中国 3−0 韓国〉
◯孫穎莎 1、5、1 李ジオン
◯陳夢 5、7、9 田志希
◯王芸迪 5、3、10 申裕斌

女子第2ステージ・準々決勝、香港に続くベスト4進出チームはまず中国!
メインアリーナのテーブル1で行われた「韓中決戦」、韓国はこれまで2点起用の申裕斌を3番に下げ、世界ランキング44位の李ジオンを起用したが、トップで世界女王・孫穎莎に完膚なきまでに打ちのめされた。バック対バック、そこから回り込んでのフォアハンド、孫穎莎はやりたい放題のプレーで李を圧倒。李が1点獲るだけで観客から歓声があがるほどだった。

思う存分、剛腕を振るった孫穎莎。李ジオンをノックアウト

李ジオンは世界女王の強さを体感した

2番の陳夢対田志希も、1・2ゲーム目とも陳夢のロングサービスと懐の深い守備に、田志希が失点を重ねて突き放される展開。3ゲーム目は出足で3−0とリードした田志希がリードを保ち、9−8とゲーム奪取まで2点に迫ったが、ここで勝負をかけた3球目強打を陳夢に跳ね返され、万事休す。11−9で陳夢が締めた。

「お団子ヘア」で登場した田志希、健闘するも陳夢の壁厚し

3番の申裕斌でなんとか1点をもぎ取りたい韓国だが、序盤でフォアを突いてきた王芸迪に対し、申裕斌は得意のバック対バックでもなかなか優位に立てず。ゲームカウント0−2の3ゲーム目、0−4から7−7と追いつき、10−9でゲームポイントを握ったが、ここでも王芸迪がライジングのフォアフリック強打などスーパープレーを見せ、3点連取で12−10と逆転して勝利した。

3番に王曼昱ではなく、王芸迪を起用した中国。王芸迪はその起用に応えた

釜山大会のシンボルでもある申裕斌だが、今大会はもうひとつ調子が上がらなかった

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