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世界卓球2024

韓国初開催の世界卓球、釜山大会(団体戦)。日本チームのスケジュールはこちら!

2月16日、韓国・釜山の国際コンベンションセンター『BEXCO』で、『ITTF世界卓球選手権釜山大会(団体戦)』が開幕する。

1926年から行われている世界卓球だが、韓国で開催されるのは今回が初めて。もともと釜山大会は2020年に開催予定だったが、コロナ禍によって二度の延期を経て中止となった。その後、2021年の世界卓球(個人戦)ヒューストン大会で、再び2024年大会の開催に決まったという経緯がある。韓国卓球界にとっては何としても成功させたい大会だろう。

釜山大会の会場となる国際コンベンションセンター『BEXCO』(写真提供:釜山大会組織委員会)

今大会の大きな注目ポイント。それは男女団体とも、ベスト8以上に入ったチームにはパリオリンピック・卓球競技の団体戦への出場権が与えられることだ。団体戦の出場権を得たチームには、自動的にシングルスの出場枠「2」も与えられる。

すでに各大陸選手権や各大陸予選で五輪団体出場権を獲得した中国(男女とも)、スウェーデン(男子)、ドイツ(女子)のようなチームはプレッシャーなく戦えるが、まだ出場権を獲得していないチームにとっては、ベスト8のチームを決める決勝トーナメント2回戦が非常に重要なラウンドになる。それは日本も例外ではない。

釜山大会は10日間の日程で行われ、2月16〜20日に予選グループ、2月21〜25日に決勝トーナメントが進行する。まず、日本男女チームの予選グループのタイムテーブル、そして対戦チームは下記のとおりだ。ちなみに日本と韓国の間に時差はない。

〈予選グループ〉
●2月16日(金)
17:00 日本男子 vs. ナイジェリア
20:00 日本女子 vs. ルクセンブルク
●2月17日(土)
17:00 日本男子 vs. チェコ
20:00 日本女子 vs. イラン
●2月18日(日)
17:00 日本男子 vs. チャイニーズタイペイ
20:00 日本女子 vs. 南アフリカ
●2月19日(月)
17:00 日本男子 vs. マダガスカル
20:00 日本女子 vs. ブラジル
●2月20日(火)
グループリーグ第5試合(日本は試合なし)/決勝トーナメントドロー

グループリーグ最終日の20日は日本チームの試合はなし。16〜19日の4日間で、日本男子チームは17時から、日本女子チームは20時から、それぞれ4試合を戦う。日本男子チームは世界ランキング12位のアルナ率いるナイジェリアといきなり激突。日本女子は60歳のスーパーエース・倪夏蓮のいるルクセンブルクと相まみえる。続いて決勝トーナメントのタイムテーブルは下記のとおり。

60歳での大会出場となる倪夏蓮。日本女子の早田ひなも「怖さがあるし、雰囲気に呑まれないようにしたい」と語る

〈決勝トーナメント〉
●2月21日(水)
決勝トーナメント1回戦(各グループの2・3位チームによる対戦)
決勝トーナメント2回戦(各グループの1位チームと1回戦の勝者が対戦)
●2月22日(木)
男子準々決勝・女子準々決勝
●2月23日(金)
男子準々決勝・女子準決勝
●2月24日(土)
男子準決勝・★女子決勝
●2月25日(日)
★男子決勝

順当に勝ち上がれば、日本チームの五輪団体出場が決まるのは2月21日の水曜日。「運命の水曜日」になりそうだ。
チームランキング2位の日本女子は、予選グループに強敵はおらず、決勝トーナメントでも決勝まで勝ち上がる可能性は高い。一方、日本男子はドロー時の1月のチームランキングが5位まで下がっており、しかも同じグループ内に入る9〜12位のチームのドローで、最も順位が高いチャイニーズタイペイが入ってきた。

2月発表のチームランキングでは再び3位に上昇した日本男子。一方、開催国の韓国はドロー時には3位。2月のチームランキングでは日本と入れ替わる形で5位に落ちている。日本にとっては不運、韓国にとっては幸運なタイミングだったが、済んだことはしかたがない。予選グループでチャイニーズタイペイを破って勢いに乗り、決勝トーナメントを一気に勝ち上がりたい。

22年成都大会では中国戦での2点獲りなど、素晴らしいプレーを見せた張本智和。プレッシャーのかかる釜山大会でも活躍に期待

日本男子が予選グループ初戦で対戦するナイジェリアのエース、アルナ。パワーとベテランの味を兼ね備えた難敵だ

 

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