卓球王国 2024年12月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
世界卓球2024

日本男子、マダガスカルに完勝。グループ5を1位で駆け抜ける!

●男子第1ステージ
 〈日本 3ー0 マダガスカル〉
◯張本智和 5、4、3 ラコトアリマナナ
◯篠塚大登 13、9、3 ラザフィナリボ
◯田中佑汰 1、7、5 ナティベル

日本男子、グループ5の最終戦であるマダガスカル戦は1時間ほどで勝負を決め、3ー0で快勝!

マダガスカルの選手たちはロングサービスを多用し、バックハンドのカウンターを積極的に狙うスタイル。2番で篠塚が対戦したラザフィナリボは昨年のITTFアフリカカップ3位、前陣のバックカウンターから中陣でのバックドライブ連打、後陣でのバックのしのぎまで、バックハンドの技術力はかなりのものだった。

篠塚と強打のラリー戦を展開したラザフィナリボ

ロングサービスから強引とも言えるフォアカウンターを連発したラコトアリマナナ

しかし、やはり総合的な技術力では日本男子が数段上。サービス・レシーブでのコースの工夫や、ループドライブを交えた緩急にはうまく対応できず、ミスを連発。1ゲーム目に3回のゲームポイントを奪われた篠塚も、3ゲーム目は11ー3で決着をつけた。

篠塚は試合の中盤から、うまく緩急をつけて相手を崩した

3番の田中佑汰は、日本チームの男女を通じて最後の出場となった。初戦のナイジェリア戦でオーダーに名前を連ねたが、ナイジェリアが棄権していた。ようやく巡ってきた出場機会、出足の1ゲーム目からしっかり声を出し、対戦したナティベルのバックカウンターにも動じず。2ゲーム目は10ー7からバッククロスの3球目バックドライブ、3ゲーム目は10ー5のマッチポイントで、台上に浮いたあまいレシーブをフォアドライブでバックストレートに打ち抜き、あっという間に勝負を決めた。

どんな相手でも全力、チームに勢いをつけるプレーを見せた田中

日本男子は明日は試合がなく、練習での調整。グループリーグが終了した明日夜に決勝トーナメントのドローが行われる。日本男子、次なる戦いは2月21日の決勝トーナメント2回戦(ベスト8決定戦)。パリ五輪団体戦の切符をかけた大一番だ!

 

★世界卓球2024 現地リポート特設ページはこちら

関連する記事