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全日本卓球2024

張本美和の優勝会見「不安や緊張でいっぱいでしたが、それを忘れて試合に入るようにした」

最新の世界ランキングは14位、昨年の全日本ジュニアを制し、今年も優勝候補筆頭とされた張本美和。連覇がかかるプレッシャーを抱えながらも、ジュニアの全試合をとおしてわずか1ゲームを落とすのみと、完璧ともいえる試合内容で見事2連覇を果たした。試合後の記者会見では「不安や緊張もあったけど、連覇できたことはうれしい」と安堵の表情を見せた。張本の優勝会見でのコメントは以下のとおり。

男子優勝の松島輝空とともに、ジュニア優勝会見に臨んだ張本美和(右)

「前回大会に続いて2連覇を達成できてうれしいですし、不安な気持ちもある大会でしたが、最後までやり切ることができてよかったです。

 決勝でようやく右利きの選手との対戦になって、自分は左利きより右利きの方が得意なので、しっかり自分らしいプレーを最初から最後まですることができたし、準備してきたことを出すことができました。

 今日も1試合目からすごく緊張していて、逆に緊張しない試合はなかった。久しぶりにこんなに緊張する試合をたくさんしたので疲れもあるけど、結果的に勝つことができたので良い経験になりました。昨年優勝している分、不安や緊張もいっぱいで「優勝できなかったらどうしよう」と考えてしまう時期もありましたが、試合になったらそういうことは忘れて試合に入るようにしました。

 昨年はただただ勝ちたいという気持ちが強くて、技術的には未熟でしたが、今年は一つ一つの技術の精度を上げることができました。決勝もそうですが、その前の準決勝では1ゲーム目をとられてしまったけど、そこから問題点をすぐに修正して試合ができたのは成長できた点だと感じました。

ジュニアは連覇することができたので、今日はしっかり喜んで、明日からシングルスとダブルスが始まるので、しっかり準備をして良いパフォーマンスができるように頑張りたいと思います」

ジュニア優勝のふたりには、大会協賛の各スポンサーから豪華な副賞が贈られた

大会を視察に訪れた、ITTF(国際卓球連盟)のペトラ・ゾーイング会長。その目に張本のプレーはどのように映っただろうか

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