全日本学生チャンピオンの出澤杏佳(専修大)が5回戦のランク決定戦で、芝田沙季(ミキハウス)に0 −4で敗れ、姿を消した。
芝田は出足から慌てずに出澤の変化攻撃を見極め、1ゲーム目を2本で取り、試合の主導権を奪った。出澤も3、4ゲーム目で食い下がったが、「自分で得点しているというよりも相手のミスだった」(出澤)と、芝田が振り切った。
試合後、出澤は涙ながらコメントを残した。
「芝田さんには最初から最後までペースをつかまれて、自分のプレーができなかった。今まで何度もやっていて、一度も勝ったことのない相手だった。今回は競り合いに持っていきたかたけど、点が取れなかったし、タイミングもうまくつかめなかった。全日本のランク入りが目標だったけど、大学2年から3年間、3年連続ランク決定で負けている。まずはランクに入ることが目標だったのですごく悔しい。社会人になったらランク以上を目指します。国内で活躍できないから、国内でも活躍できる選手になりたい」
●女子シングルス5回戦
芝田沙季(ミキハウス/大阪) 2、7、10、9 出澤杏佳(専修大/東京)
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