●男子シングルス2回戦
戸上隼輔 8、13、8、-4、8 ガルドス(オーストリア)
張本智和、丹羽孝希、森薗政崇が男子シングルス2回戦で敗れる中、日本男子最後の生き残りとして登場した戸上。2回戦の相手は40歳のベテラン、ガルドス。戸上と同じく前陣での鋭い両ハンドドライブ&カウンターが武器のスタイルだが、戸上はバック対バックで優位に立ち、1ゲームを先行する。続く2ゲーム目は終盤に追いつかれ、ゲームポイントも握られたが、ここで踏ん張ると3ゲーム目も連取して一気に王手。
4ゲーム目こそ攻め急いでのミスが目立ってガルドスに奪われたが、5ゲーム目にはしっかり修正。勝利が近づくにつれて気迫も増していき、4-1で勝利。敗戦の連鎖に飲まれることなく、2回戦を突破して明日の3回戦へと駒を進めた。
「納得のいくプレーもあったけど、3-0でリードした時に自分の弱さが出てしまい、相手がつないでいるにもかかわらず、積極的に行きすぎてミスが出てしまった。それでも最後のゲームは良いプレーが出せた。ガルドス選手はサービス・レシーブがうまくて、そこでミスをしないようにプレーしていました。バック対バックは世界でも通用するなと感じました」(戸上)
3回戦の相手は同年代でもある王楚欽(中国)。優勝候補のひとりが相手となるが「(王楚欽は)ラリーでのパワー、サービス・レシーブが武器だと思うで、自分はそのパワーを上回っていけたらチャンスはあると思う」と抱負を述べた。戸上は明日から宇田幸矢との男子ダブルスでの戦いもスタートする。こちらもメダル候補として活躍に期待がかかる。
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