卓球王国 2022年1月21日 発売 vol.298
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世界卓球2021

【世界卓球】女子シングルス3回戦の結果。リリー・チャンが白熱のラリー戦、王芸迪は完勝リベンジ、スッチ歓喜の咆哮

 男子シングルスに続き、女子シングルス3回戦の結果。ベスト16のうち中国が5名、日本が4名、香港、タイペイ、韓国、タイがそれぞれ1名ずつと、今大会もアジア勢が強さを見せている。

 

女子シングルス3回戦

陳夢(中国) 2532 デヌッテ(ルクセンブルク)

平野美宇 −1057−63−87 バラゾバ(スロバキア)

スッチ(ルーマニア) 119-39-59 田志希(韓国)

石川佳純 4752 ペソツカ(ウクライナ)

鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 5774 エイミー・ワン(アメリカ)

陳幸同(中国) 5898 シャン・シャオナ(ドイツ)

ユエン・ジアナン(フランス) 78114 劉馨尹(チャイニーズタイペイ)

王曼昱(中国) 10682 ベリストロム(スウェーデン)

伊藤美誠 6−9−668−26 芝田沙季

Su.サウェータブット(タイ) 43-8−787 ドラゴマン(ルーマニア)

早田ひな 6−4972 メシュレフ(エジプト)

王芸迪(中国) 9877 倪夏蓮(ルクセンブルク)

徐孝元(韓国) 9−39-4-688 馮天薇(シンガポール)

杜凱琹(香港)9-911-96−69 リリー・チャン(アメリカ)

A.ディアス(プエルトリコ) 10−899−45 陳思羽(チャイニーズタイペイ)

孫穎莎(中国) 61048 ハン・イン(ドイツ)

 

 白熱の展開となったのは地元アメリカのリリー・チャンと杜凱琹のゲーム。杜凱琹にゲームを先行されながらも、リリー・チャンが両ハンドの激しいラリー戦で一歩も引かずに応戦。リリー・チャンの気合の入った戦いぶりとエキサイティングなラリー展開に観客もヒートアップ。最後はわずかに及ばず、フルゲーム9本で杜凱琹に軍配があがったが、両者が底力を出し合ったナイスゲームだった。

激しいラリー戦で会場を沸かせたリリー・チャン

強敵の杜凱琹にわずかに及ばず。それでも大健闘の戦いぶりだった

 

 徐孝元と馮天薇のベテラン対決は徐孝元が勝利。馮天薇のしつこいドライブに対し、徐孝元はカットで粘り強く、正確に返球。試合は最終ゲームにもつれこんだが、その執念に神が微笑んだか、最後はラッキーなポイントもあって勝利した徐孝元。左手を掲げて喜びを噛み締めた。

徐孝元がフルゲームで粘り勝ち

ベンチでコーチと歓喜の抱擁

 

 王芸迪vs.倪夏蓮は今大会直前にスロベニアで開催されたWTTの再戦。WTTでは58歳の倪夏蓮が王芸迪を破る番狂わせを演じたが、気合を入れ直した王芸迪は強かった。序盤から遊びのボールはなく、サービス・レシーブで倪夏蓮を動かしてから、両サイドへ厳しいボールを打ち込み、完勝でリベンジ。倪夏蓮も前陣で必死に食らいついたが、中盤からは王芸迪の一発を浴びて防戦一方となった。

高い集中力で中盤からは倪夏蓮を一方的に攻め立てた

敗れた倪夏蓮だが、試合中は「ニー・シャオリャン、加油!」のコールが飛ぶなど人気者。試合後は観客席へ感謝の挨拶

 

 アジア勢が強さを見せる中、ヨーロッパ勢で意地を見せたのがスッチ。足がよく動いていたスッチは田志希の両サイドへの攻めにも食らいつく。ドライブにミート打ち、サイドスピンブロックを織り交ぜながら田志希のミスを誘って4-2で勝利。スタンドからのコールで気分も乗ったか、試合が進むにつれて勢いも加速、最後は歓喜の咆哮を響かせた。スッチは4回戦で石川と対戦することとなっている。

試合が進むにつれてボルテージが上昇していったスッチ、会心の試合でベスト16進出