卓球王国 2022年6月21日 発売 vol.303
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世界卓球2021

【世界卓球】早田/伊藤、中国ペアを下して2大会連続の決勝へ!!

●女子ダブルス準決勝
早田ひな/伊藤美誠 9、−2、−10、6、7 銭天一/陳夢(中国)
王曼昱/孫穎莎(中国) 4、3、12 デヌッテ/倪夏蓮(ルクセンブルク)

●男子ダブルス準決勝
張禹珍/林鐘勲(韓国) −8、4、9、7 宇田幸矢/戸上隼輔
K.カールソン/ファルク(スウェーデン) 10、8、8 林高遠/梁靖崑(中国)

日本の早田ひな/伊藤美誠ペアが、中国の銭天一/陳夢をゲームオールで破って決勝進出!
これで早田は2種目での銀メダル以上が確定!

1ゲーム目を接戦で奪った早田/伊藤ペアだが、2ゲーム目から五輪女王の陳夢がギアを入れ、バックハンドの鋭いカウンターを連発。左腕の銭天一も、3ゲーム目の10−10から鋭いフォアストレートへのカウンターを見せ、11−10から陳夢のアップサービスに早田のレシーブが高く浮き、打ち抜かれた。巻き込むスイングのアップサービスは、見た目以上に強い上回転がかかっている。

しかし、4ゲーム目からは早田/伊藤が反撃。「前半で思い切っていけて、リードすることができた。お互いに『全然いける』とうなずき合いながら、話し合いながらプレーできた」と4ゲーム目のプレーを振り返った伊藤。序盤は伊藤にバックのミスが多かったが、中盤からは思い切ってフォアで狙う場面が増え、フォアに飛ばされたボールもしっかり動いて追いついた。中国ペアはプレッシャーのかかった場面で、五輪女王のパートナーに抜擢された銭天一のプレーが明らかに硬くなった。最終ゲームは中盤で伊藤/早田が8-4とリードを広げ、最後は10-7から早田のバックハンドがエッジで入り、ゲームセット。

「この勝ちはすごく自信になりましたし、最初から最後まで楽しめた。すごく自分たちらしいと思えた試合でした。2年前のブダペスト大会の後、早田選手との普段の練習でも、孫選手と王選手のプレーをイメージしてやってきた。決勝で対戦するのをすごく楽しみにしていたので、最後はしっかり勝ちをつかみ取りたいです」(伊藤選手)

早田/伊藤、孫穎莎/王曼昱が待つ決勝に進出

丁寧の引退後、「左腕不足」の中国女子。銭天一(左)はまだトップとは差があるか

倪夏蓮/デヌッテは孫穎莎/王曼昱に敗れたが、3ゲーム目にはゲームポイントを奪う健闘

一方、宇田/戸上は韓国ペアから幸先よく1ゲームを先取するも、後が続かず。韓国の張禹珍/林鐘勲にはアジア選手権決勝で対戦して勝っていたが、「直近で試合をしていた経験もあって、相手のほうが一枚上手だったかなと思います。フォア前にストップをきっちり止められて、自分もうまく攻撃できなかった」と試合後の宇田。韓国ペアは台上の攻防で宇田/戸上を上回り、打球点の高いフォアハンドの豪打につなげた。「ラリーになったら本当に五分五分だったけど、それまでの駆け引きが相手のほうが上手だった。もっとパターンを増やしていかないといけない」(戸上)。

ミックスゾーンで悔しさと涙を噛み締めた20歳の明治大ペア。ともに世界選手権初出場での銅メダルは立派な成績だ。3年後のパリに向け、さらなる成長を期待したい。

宇田/戸上、アジア選手権決勝で勝利していた韓国ペアにリベンジを喫す

韓国の最後の砦、張禹珍(右)/林鐘勲は決勝に勝ち上がった

林高遠/梁靖崑にストレート勝ちしたファルク/K.カールソン。中国ペアを連破して堂々の決勝進出

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