現地時間の29日15時から、明日の試合開始に先駆けて開会式が行われた。座席をひとつずつ空けて、有観客での開催だ。
最近は簡素化され、ごくシンプルに行われることが多い世界選手権の開会式だが、さすがに中国は気合いの入れ方が違う。最初にオーロラビジョンで流す映像からして、相当にお金をかけて作り込まれている。
その後も大掛かりなダンスあり、ブラスバンドの演奏あり、チアリーディングありと「人海戦術」でグイグイ押してくる。その完成度の高さと勢いには圧倒された。貴賓席のVIPの紹介がどうにも長かったのが玉に瑕だったが……。
大会が開幕する9月になっても、「本当にやるのか?」というムードが卓球界に漂っていた成都大会。しかし、街のあちこちに飾られた大会のフラッグや横断幕、そしてこの開会式から、中国の「成都大会をやり通す」という並々ならぬ意志を感じた。すでに一度延期されている成都大会。大会スポンサーからのプレッシャーを考えても、これ以上の延期や中止という選択肢はなかったのだろう。
長らくお待たせしましたが、大会はいよいよ明日が第1日目。日本は男子が日本時間17時(現地時間16時)からイランとの初戦。女子は日本時間20時(同19時)からスロバキアとの対戦となる。経験豊富なアラミヤン兄弟のいるイランと日本男子の激突で、大会初戦から日本チームもヒートアップだ。
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