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世界卓球2022

女子はチャイニーズタイペイとドイツがメダル確定。男子はポルトガルがスロベニアを完封

●女子決勝トーナメント準々決勝
〈チャイニーズタイペイ 3-2 シンガポール〉
◯陳思羽 9、4、7 ジョウ・ジンイ
鄭怡静 -8、-10、9、-8 ツォン・ジエン◯
◯李昱諄 -9、-9、11、7、2 ウォン・シンル
陳思羽 -4、9、-13、-5 ツォン・ジエン◯
◯鄭怡静 8、2、3 ジョウ・ジンイ

 

〈ドイツ 3-2 香港〉
ハン・イン 7、-1、-9、-14 蘇慧音◯
ミッテルハム -3、-5、13、-5 朱成竹◯
◯シャン・シャオナ 11、-5、10、14 李皓晴
◯ハン・イン 6、3、8 朱成竹
◯ミッテルハム -9、11、5、5 蘇慧音

 

 2022世界卓球選手権大会、決勝トーナメント2日目の第1試合(日本時間12時開始)では、女子準々決勝2試合が行われ、チャイニーズタイペイとドイツがメダルを確定した。

 準々決勝は2試合とも激戦となった。シンガポールを牽引してきたツォン・ジエンが今試合も強く、タイペイの双璧、鄭怡静と陳思羽との両ハンドのラリー戦で打ち勝つが、タイペイは3番での勝利が大きく、競り勝った。冒頭写真は2大会ぶり(6年ぶり)のメダルを決めたタイペイチーム。

3番の接戦で貴重な勝利をあげた李昱諄

 また香港は蘇慧音がハン・インのカットを自在に打ち抜いて先制、2番の朱成竹も快勝して優位に立ったが、ドイツ3番シャン・シャオナが粘り勝ちし、4番では今大会好調の朱成竹をハン・インがシャットアウト。ラストでミッテルハムが蘇慧音との打撃戦を制して、歓喜のメダル獲得となった。もし日本女子が準々決勝でスロバキアに勝利した場合、ドイツと準決勝を戦うことになる。

ラストで激しい打ち合いを制して勝利を決めたミッテルハム

12年ぶりのメダル獲得を決めて歓喜のドイツ女子

 

●男子決勝トーナメント1回戦
〈ポルトガル 3-0 スロベニア〉
◯フレイタス 8、6、-9、7 コズル
◯ジェラルド 6、-11、-4、9、8 ヨルジッチ
◯モンテイロ 9、10、3 フリバル

 

〈スウェーデン 3-0 ベルギー〉
◯モーレゴード 9、-9、-8、3、6 アレグロ
◯ファルク -12、9、13、8 ニュイティンク
◯シェルベリ 6、9、7 ラセンフォッセ

 また男子1回戦の2試合では、ポルトガルとスウェーデンがストレート勝ちで準々決勝進出を決めた。ポルトガルのジェラルドは、スロベニアのエース・ヨルジッチをゲームオールで下す金星をあげ、ポルトガルが一気に勝利を決めた。

ジェラルドがヨルジッチを下し、ポルトガルの勝利を手繰り寄せた

 日本男子は明日の準々決勝でポルトガルと対決することになる。ヨルジッチを擁するスロベニアのほうが怖さがあったが、そのスロベニアに快勝した相手だけに、楽な試合にはならないだろうが、ぜひともメダルを決定させてほしい。

下図は10月6日第1試合終了時点でのトーナメント結果

 

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