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世界卓球2022

トップランカーの欠場相次ぐ男子、林昀儒も世界選手権へ出場できず

 男子は世界トップランカーの欠場が相次いでいる今回の世界選手権。ドイツはオフチャロフ、ボル、フランチスカの五輪銀メダルトリオがエントリーせず、フランスもゴーズィが欠場、ヨーロッパ以外でもエジプトはO.アサール、アメリカはジャーが出場せず、少々寂しい顔ぶれになっている。そして開幕直前になり、チャイニーズタイペイの各ニュースメディアが世界ランキング7位・林昀儒が大会に参加できないとのニュースを報じている。

 情報によると、林昀儒はドイツを拠点に練習していたが、偉関晴光コーチが新型コロナウイルスに感染。その影響で林昀儒も中国へ入国できず、今大会の欠場を余儀なくされたという。世界選手権への出場は叶わなかった林昀儒だが、大会終了後に中国で開催されるWTT2大会には出場予定とのことで、世界戦不出場組と同じチャーター便で後日中国入りするそうだ。

 41歳となった荘智淵が健在ぶりを見せており、林昀儒との2本柱で有力なメダル候補のひとつだったチャイニーズタイペイ。林昀儒の欠場により戦力は大幅ダウンとなった。経験豊富な陳建安が今大会の代表から外れており、廖振珽3番手としてなら十分に勝負できるが、林昀儒の代役となると荷が重く、ベテランの荘智淵頼みの戦いとなることは避けられない。

 チャイニーズタイペイはグループリーグでクロアチア、ベルギー、シンガポールと対戦するが、この難局をどう乗り越えるのか。そして、林昀儒の欠場は各国のメダル争いに大きく影響しそうだ。

世界選手権欠場が報じられた林昀儒

 

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