大会5日目の10月4日、予選グループのすべての試合の終了後、会場の記者会見場で男女決勝トーナメントのドローが行われた。
男子の予選グループ7組の1・2位チーム、および3位で決勝トーナメントに進出する「ラッキールーザー」2チームの顔ぶれ、そしてドローは下記のとおりとなった。ちなみにラッキールーザーの2チームは、3位の7チームの中から、9月発表の世界チームランキングの上位2チームだ。
●男子グループ1〜7の1・2位チーム&ラッキールーザー2チーム
グループ1 1位:中国、2位:スロベニア
グループ2 1位:フランス、2位:ドイツ、3位:インド(ラッキールーザー)
グループ3 1位:日本、2位:香港
グループ4 1位:韓国、2位:エジプト
グループ5 1位:スウェーデン、2位:ポーランド、3位:イングランド(ラッキールーザー)
グループ6 1位:ポルトガル、2位:ブラジル
グループ7 1位:クロアチア、2位:ベルギー
ドローではまずグループ1で1位の中国が「1」(第1シード)、グループ2で1位のフランスが「16」(第2シード)の位置にドロー。次にいきなり、グループ3で1位の日本男子が中国側の「8」に入るか、フランス側の「9」に入るかという運命を分けるドローがあり、日本は「8」。準決勝で中国と当たる組み合わせになった。
その後、各チームが予選グループで当たったチームと初戦では当たらないようにドローされていった。日本男子の初戦の対戦相手はブラジル。カルデラノの2点が強力で、イシイとジョウティという日系人プレーヤーふたりの実力も侮れないものがあり、ベスト8決定の初戦としては手強い。
そしてブラジルに勝てば、メダルを懸けた準々決勝の対戦相手は、ポルトガル対スロベニア戦の勝者。フレイタス、モンテイロ、ジェラルドという「左腕トリオ」が揃うポルトガルと、東京五輪・シングルスで張本智和を破ったヨルジッチがエースのスロベニア、どちらが上がってきても楽な試合にはならないだろう。日本にとってはややハードなドローになったが、どのチームが相手でも決勝トーナメントは一戦必勝。全力で一つひとつ勝ち上がっていくのみだ。頑張れニッポン!
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