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世界卓球2022

メダルを賭けた死闘。男子準々決勝はドイツと韓国が制する

 世界卓球2022、10月7日の第1試合(日本時間12時開始)では、男子準々決勝2試合が行われ、メダル決定戦にふさわしい激戦となった。

●男子決勝トーナメント準々決勝
 〈ドイツ 3-2 フランス〉
ドゥダ 5、4、-9、-11、-11 A.ルブラン◯
チウ・ダン -10、-8、6、-9 F.ルブラン◯
◯シュトゥンパー -9、6、6、4 ローラン
◯チウ・ダン 10、5、-9、7 A.ルブラン
◯ドゥダ 6、7、10 F.ルブラン

 〈韓国 3-1 香港〉
趙勝敏 -9、6、-9、9、-9 黄鎮廷◯
○張禹珍 4、3、4 呉柏男
○趙大成 -8、6、5、4 林兆恒
○張禹珍 6、-8、9、10 黄鎮廷

 特に熱い戦いとなったのが、グループリーグの再戦となったドイツvsフランス。1・2番はグループリーグと同じ対決で順番を入れ替えた形となった。その1番で、A.ルブランがドゥダに再び勝利。2番ではF.ルブランとチウ・ダンのペンホルダー対決となったが、F.ルブランが持ち味のガンガンに攻めるプレーでチウ・ダンを防戦に回らせ、会心の勝利。グループリーグでは大黒柱のチウ・ダンが2点を上げて勝利していたドイツは、前半2失点で苦しい展開となった。しかし3番手シュトゥンパーが、ローランに勝利。グループリーグ3番でもルベッソンに競り勝っていたが、今回も流れを変える貴重な勝利となった。4番でチウ・ダンが落ち着いたプレーでA.ルブランを下すと、ラストではドゥダがF.ルブランに完勝。これまでラストでチームの勝利を決めてきたF.ルブランだったが、その勢いが封じられてしまった。完全新生チームとなった今大会のドイツだが、メダルを決めたのはさすがだ。

F.ルブラン(奥)がチウ・ダンとのペン対決で、グループリーグのリベンジを果たして雄叫び

5番でF.ルブランをストレートで下したドゥダ

 もうひとつの準々決勝のアジア強豪対決もトップから激戦に。黄鎮廷が苦しみながらも趙勝敏を下して香港が先制点をあげたが、韓国のエース張禹珍が貫禄の2勝、3番手の趙大成も快勝して、韓国がメダルを決めた。

エース黄鎮廷が意地を見せたが……

張禹珍が貫禄の2勝。韓国をメダルへと導いた

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