●ジュニア女子1回戦
小林芽生(MIHOTAKU) 5、5、−9、10 鈴木希華(マイダス)
男女を通じて今大会の最年少プレーヤー、鈴木希華(ののか)がジュニア女子1回戦に登場。身長はまだ130cmを少し超えたくらい。それでも思い切りの良い巻き込みのロングサービスから両ハンドを打ち込み、「ヤアーッ!」と元気な声を出して戦った。
「1・2ゲーム目は緊張してしまった。こういう大会では最初にボールが入らないことが多いので、次は最初から良いプレーが出せるようにしたいです」と試合後にミックスゾーンで語った鈴木。対戦した小林のロングサービスに手を焼き、左右に大きく振られるシーンが目立ったが、3ゲーム目はフォアに振られたボールも前陣でクロスに打ち返す好プレーを見せ、1ゲームを返す。硬さが取れてきた4ゲーム目も10−9で先にゲームポイントを奪ったが、惜しくも10−12と逆転を許した。
「3ゲーム目は相手の粒高のボールが取れるようになったり、フォアのブロックが止められるようになった。回り込みの3球目もしっかり打てて取れました」と、3ゲーム目を取れた理由について語った鈴木。ちなみに憧れの選手は平野美宇。「平野選手のバックドライブや、ラリーでの打ち方を参考にしています」(鈴木)。今日の試合で使っていたヘアピンのうち3本は、平野選手にプレゼントされた物なのだとか。
昨年7月の全日本カブの部で準優勝、将来を嘱望されるプレーヤーである鈴木。この大舞台での経験を生かし、まだまだ伸びてもらいたい逸材だ。来年はきっとひと回りもふた回りも大きくなって、全日本の舞台に戻ってきてくれるだろう。
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