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全日本卓球2024

「今までで一番うれしい」愛工大名電高・杉浦が森薗を下して2回戦へ進出!

●男子シングルス1回戦

杉浦涼雅(愛工大名電高) -7、7、-2、9、13 森薗政崇(BOBSON)

全日本準優勝の経験がある森薗と、男子シングルスに初出場の杉浦の一戦は会場中が見守る大激戦に。経験豊富な森薗が有利かと思われていたが、杉浦が森薗のチキータを封じるような下回転サービスから思い切りの良い両ハンドで互角の試合を展開。互いに2ゲームを取り合い、勝負の行方はフルゲームへ。

最終ゲームは9-7で杉浦がリードを奪うも、森薗が3連続ポイントを奪いマッチポイント。しかし、杉浦が目の覚めるようなバックハンドドライブでジュースに持ち込むと、森薗がふわりと上がったチャンスボールをミスをしたことで、今度は杉浦のマッチポイント。しかし、そこから森薗が再度追いつき再びジュースに。そこから互いに取っては取られの展開が続き、14-13で杉浦が3回目のマッチポイント。最後は激しいラリー戦を杉浦が取り、森薗を下す大金星を果たした。

「フルゲームになった時は何回も負けたと思いましたが、最後は運も味方してくれて勝つことができました。勝負所でもコースを読まれてきていて苦しかったけど、サービスを工夫して相手のレシーブを限定するように意識しました。今までで一番うれしい勝利です」(杉浦)

最後の最後まで攻めの姿勢を貫いた杉浦

森薗は勝負所でチャンスをつかみきれなかった

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