男女ともに関東学生リーグ1部に所属し、今年で創部100年目を迎える名門・早稲田大学卓球部。今大会の女子シングス・混合ダブルスに出場した鈴木晶も、早稲田大学卓球部の一員だ。
一関第一高時代にインターハイでベスト32に入っている鈴木は、「将来はスポーツ関係の仕事がしたい」と一年の浪人期間を経て昨春に早稲田大のスポーツ科学部に入学。もともと大学では卓球を続けるつもりはなかったが、「もう一回本気で勝負したい」と卓球部に途中入部した。
「みんなよりも遅い入部でしたが、チームメイトから良い刺激をもらっています。先輩方はみんな優しいくて、強い選手と練習できるということもあり、強くなれている実感があります」(鈴木)
「高校2年生以来、2年ぶりの出場」という全日本では1回戦で筑波大の直江杏と対戦。ミスの少ないサービスレシーブから展開を作ると、「試合前にコーチと戦術について話した」と相手のバック側に積極的にボールを打ち込んで得点を重ねて3-1で見事勝利をおさめた。
関東学生リーグ1部に所属している大学で活躍している選手はスポーツ推薦で入学してくる選手が多い。その中で、一般入学ながら全日本や学生リーグに出場している鈴木の存在は高校生や浪人生にとって希望ともいえる存在なのかもしれない。
「早稲田の卓球部は温かい人ばかりなので、一般入学の人が入りにくというのは全くありません。他の大学よりも入学するのは難しいかもしれないけど、とても良い大学です。卓球部でお待ちしてます!」
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