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全日本卓球2024

伊藤美誠と平野美宇の「第2R」、両者とも接戦を制してベスト16進出!

●女子シングルス5回戦
平野美宇(木下グループ) 5、ー7、7、6、ー8、10 森さくら(日本生命)
伊藤美誠(スターツ) ー7、ー8、5、5、6、ー9、1 出澤杏佳(専修大)

女子シングルス5回戦、ランク決定戦に臨んだ平野美宇と伊藤美誠は、ともに競り合いながらも勝利し、このラウンドも勝ち進んでランク入りを決めた。

4回戦と同じく、この5回戦でも先に試合を終えたのは、ゲームオールまでもつれた伊藤美誠。出澤の思い切りの良い回り込み強打に2ゲームを先取されながら、バック対バックで落ち着いて粒高のボールをさばき、フォアの強打も冴えてリズムが良くなった。6ゲーム目は終盤でミスが増えて落としたものの、最終ゲームは5ー0と大きくリードしてチェンジコートし、11ー1で勝利。

敗れた出澤は「自分は失うものがないので、声を出して向かっていって、勢いで先制できたけど、3〜5ゲーム目は戦術を変えられた。6ゲーム目をどうにか取れましたが、最後はまったく点を取らせてもらえなかった。うまくいった部分も3割くらいあるけれど、残りの7割は細かい技術で反省点があります」とコメントした。

伊藤とゲームオールの試合を展開した学生王者の出澤

一方、またも先に伊藤が勝ち抜く中、ファイターの森と対峙した平野。回転量の多いチキータから、粘り強く両ハンドを打ち込んでくる森は経験豊富な難敵だったが、平野は観客席の応援をバックに、バック対バックから強気でストレートを突く。6ゲーム目は10ー10のジュースまでもつれながら、最後は平野がフォア強打を決めて大きくガッツポーズ。惜敗した森は「優位に立ちたいところで立てなかった。相手のどこが強いというより、上回られた感じです」とコメント。

平野は勝利を決め喜びのガッツポーズ

平野に敗れた森。ベスト32で終戦となった

今日は続いて6回戦も行われる。伊藤は木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)、平野は5回戦で逆転勝利を収めた大藤沙月(ミキハウス)との対戦だ。

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