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全日本卓球2024

吉村真晴が同級生・大島祐哉に勝利で2年ぶりに準決勝へ!

●男子シングルス準々決勝
吉村真晴(TEAM MAHARU) -13、6、7、7、-8、9 大島祐哉(木下グループ)

同い年で学生時代からライバルとして高め合ってきた大島祐哉と吉村真晴。互いに卓球界ではベテランと言われる年齢に差し掛かっていながらも、ともに昨日の6回戦を勝ち上がり準々決勝で対戦。昨年6月のに行われたTリーグ個人戦の3位決定戦で対戦している2人。その時は大島が4-1で勝利している。

ストップやチキータなど多彩な台上プレーからシャープな両ハンドで得点を奪う吉村に対し、コートを駆け回ってのフォアハンドの豪打で戦う大島。やり慣れている相手だけに、1ゲーム目から激しい打ち合いになったが、勝負所での粘り強さを発揮した大島がジュースで1ゲームを先取。

強靭なフットワークを生かしたフォアハンドで得点をうばった大島

しかし、2ゲーム目から吉村が反撃を開始。得意のサービスからスピード感のある攻撃で先手を奪い、バックハンドでは大島のフォアサイドを狙って回り込みを防ぐ。大島は武器であるフォアハンドをうまく発揮できず、フォアに意識がむいたことでバックハンドでもミスが多くなり吉村が3ゲームを連取。フォアハンドが再び決まり始めた大島が5ゲーム目を奪うも、勢い止まぬ吉村が6ゲーム目を11-9で取り切り準決勝進出を決めた。

大島に勝利し、表彰台を確定させた吉村。12年ぶりの優勝に向けてあと2勝だ

●大島祐哉・試合後コメント
「難しかったですね。(吉村選手は)やり慣れている相手で勝ったり負けたり、その日どちらが思いきれるか、どちらが良い戦術で勝ち負けは変わってくる。その部分でぼくの方が劣っていたのかなと思います。(ベスト8入りについて)優勝したわけではないので、ベスト8でも1回戦でも変わらないです」

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