山梨県内随一の進学校である甲府南高から、全日本卓球ジュニアの部に初参戦した小河内貴司。投げ上げサービスからの、得意のフォアドライブでのラリーに持ち込む展開を得意とするが、ジュニア男子1回戦で矢吹淳(上宮高)を相手に、なかなか先手を取れず、惜しくもストレートで敗れた。
「相手が強いと知っていて、ある程度ボコボコにされるとは思っていました。サービスからラリーまで普段と質が全然違って、ラリーをしたかったけど、そこまでいけませんでした。全国レベルのドライブをもっと味わいたかったので少し残念です」(小河内)
小学1年生から増穂クラブ(現・富士川スポ少)で卓球を始めた小河内は、現在、高校の部活をメインにしつつ、スポ少にも出向いて練習を重ねている。平日は2時間程度の練習量だという。
「国立大学に進学して卓球を続けたいです。第一志望は信州大です。来年は受験なので、卓球の練習は部活のみになりそうですが、インターハイや関東大会、国体など、出られる大会には出たいですね」(小河内)
ベンチに入った姉・結加さんも国立大に進学して卓球を続けた。姉と同じ道を目指しながら、残り1年の高校生活で全国大会出場を目標に掲げる小河内。文武両道を目指すその姿勢には感銘を受けた。
●ジュニア男子1回戦
矢吹淳(上宮高) 4、5、2 小河内貴司(甲府南高)
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