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全日本卓球2025

期待の薩摩隼人、れいめい中・岡元琢真が3回戦で全中2位に善戦

鹿児島県の男子名門と言えば、れいめい中・高。中高一貫校で、卓球部員は全学年が一緒に練習する。そのれいめいで、中学3年ながら全学年を通じて主力級の実力を誇るのが、岡元琢真だ。

全日本卓球ジュニアの部には、昨年に続いて2回目の出場。昨年は1回戦敗退だったが今年は3回戦まで勝ち上がり、24年全中シングルス準優勝の永峰佳麒(野田学園中)を相手に敗れるも、俊敏な動きと威力のある攻撃で1ゲームを奪い善戦した。

「去年より勝ち上がることができたけど、3回戦で負けてしまい、もう少し練習が足りなかったです。昨年より成長できた部分は主に精神面。また、前よりミスが減りました」(岡元)

23年鹿児島国体の前には、成年男子代表選手が少年選手を指導したほか、他県からたびたび指導者が訪れてジュニア選手がその指導を受けた。れいめい中・高の永吉誠監督は「選手たちはもちろん、私たち指導者も勉強することができた。それが国体後のジュニア強化に繋がっている」と語る。

鹿児島国体の取材時には、地元強化に関わる方々から「地理的な問題で、他県との交流のハードルが高い」という話を何度か聞いた。しかし、国体をひとつのきっかけとして、少しずつ強化の成果が現れている鹿児島。その鹿児島のジュニアを引っ張る存在として岡元に期待がかかる。

ジュニア男子3回戦
永峰佳麒(野田学園中)2、7、-5、4  岡元琢真(れいめい中)

 

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