●歴代の全日本最年少&最年長記録にはビッグネームがズラリ
次に、様々な最年少記録、最多記録をおさらい。一般シングルスの最年少優勝記録は晏子が2017年度大会の張本智和(当時・JOCエリートアカデミー)で中学2年生の14歳、女子は2016年度大会の平野美宇(当時・JOCエリートアカデミー/大原学園)で高校1年生の16歳。反対に、一般シングルスの最年長優勝記録は男子が2003年度大会の偉関晴光(当時・健勝苑浜松)で41歳、女子は2000年度大会の小山ちれ(当時・池田銀行)で36歳。
張本は男子シングルスを制した同大会でジュニア男子も制し、こちらも最年少優勝記録を更新した。ジュニア女子の最年少優勝記録は2001年度大会の福原愛(当時・ミキハウスJSC)。中学1年生、13歳での優勝であった。
また、福原はジュニア女子を制したこの大会、女子シングルスでもベスト8に進出。これが一般シングルスでの史上最年少ランキング入り(ベスト16位上)記録になる。男子シングルスでは張本と丹羽孝希(当時・青森山田中)、水谷隼(当時・青森山田中)が中学2年でランク入り。3人の中で最も誕生日の遅い丹羽が男子シングルス最年少ランク入り記録保持者だ。また、水谷、丹羽はベスト16で敗れたが、張本は初のランク入りで一気に優勝を果たした。
男女シングルスの最多優勝記録を見ていくと、水谷の10回が男女通じて最多。女子は小山ちれの8回が最多となっている。石川佳純(全農)は前回大会で5度目の優勝を果たしたが、これは平野早矢香、大関行江と並ぶ3位タイの記録。今大会で優勝すれば単独3位の記録となる。
また、石川は中学2年で3位に入賞して以降、15年連続でベスト16位上に進出中。さらに2018年度大会でベスト16に終わるまで、12年連続でベスト8以上に勝ち進んでいた。石川は全日本一般シングルスでの通算勝利数も今大会出場者の中で最多の76勝。全日本100勝は齋藤清、山泉和子の2人(齋藤は通算101勝)が果たしているが、どこまで記録を伸ばせるか。
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