卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
全日本卓球2022

完勝ペースからあわや……。張本/早田、薄氷踏む勝利

●混合ダブルス4回戦
張本智和/早田ひな(木下グループ/日本生命) 5、9、-6、-3、10 小林広夢/出澤杏佳(日本大/専修大)
田添健汰/張本美和(木下グループ/木下アカデミー) 5、3、7 上村慶哉/阿部愛莉(シチズン時計/ デンソー)
吉村真晴/鈴木李茄(愛知ダイハツ/昭和電工マテリアルズ) 6、9、6 吉田勝紀/津隈愛佳(関西学院大)
宇田幸矢/木原美悠(明治大/JOCエリートアカデミー/星槎) 2、7、4 江藤慧/下山秋帆(クローバー歯科カスピッズ/クローバー歯科フェアリーズ)
硴塚将人/森田彩音(協和キリン/デンソー) -11、5、10、-7、6 中村廉/庄司有貴(原田鋼業/中国電力)
前出陸杜/出雲美空(高田高/エクセディ) 9、6、-9、5 沼村斉弥/杉本恵(明治大/青山学院大)
坂根翔大/塩見真希(関西卓球アカデミー/ミキハウス) 10、-7、8、12 道廣晴貴/首藤成美(希望が丘高)
五十嵐史弥/杉田陽南(早稲田大) 3、6、-9、7 亀井康平/後藤亜弥(北陸大/龍谷大)

全日本卓球選手権、大会3日目の最初の試合となった混合ダブルス4回戦。初優勝を狙う世界選手権準優勝ペア、張本智和/早田ひなは小林/出澤を快調に2-0とリード。苦戦続きの昨日から一転、今日は一気に勝利へ突っ走るかと思われたが、ここからあれよあれよと2ゲームを落とし、最終ゲームまで持ち込まれた。

最終ゲームも4-0、6ー2とリードしながら、終盤で出澤のバック粒高のバックハンドに対し、張本のバックハンドのミスが増え、8ー8。左腕・小林のチキータ、ストレートに狙い打つカウンターも強力だった。張本/早田はついに9-10とマッチポイントを握られたが、ここで早田が思い切ってアップ(上回転)サービスを出し、浮いたレシーブを張本がパワードライブ。大きく吠えた。張本/早田は11-10でマッチポイントを取り返し、最後は張本のブツ切りサービスに小林のチキータがネットミスして試合終了。

最終ゲームの9-10から10-10に追いついた瞬間、張本は全力で吠えた

まさに薄氷を踏む勝利。張本の不安定なプレーを早田が支えている状況だが、この逆転勝利でで吹っ切れるか。

妹・美和はダブルス巧者の田添健汰とのペアで快調に勝ち上がる

ベスト8に進出した五十嵐/杉田(早稲田大)。豪打が炸裂した

関連する記事