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全日本卓球2022

男子単4回戦の全結果。及川、2連覇に向けて好発進

大会4日目のラストは、スーパーシード選手の初戦となる男子シングルス4回戦が行われた。

前回王者の及川は、高校生の勢いをものともせず、盤石のプレーでストレート勝ち。優勝候補でも環境の違いによって苦しむ選手が多く、どの選手も初戦の4回戦ではゲームを落とす展開が目立つ中、ドイツ・ブンデスリーガ仕込みの及川の「対応力」は際立っている。

常に冷静、かつ積極的。及川瑞基の安定感は際立っている

また、混合ダブルスで優勝を果たした張本は、お互いに手の内を知るJOCエリートアカデミー時代の先輩・加山に4ー1で勝利し、5回戦へ駒を進めた試合後、「混合ダブルスの準決勝から、少しずつ調子は良くなっている」と語った張本。今日の混合ダブルス決勝で勝利したことで、一般の男子シングルス・ダブルス・混合ダブルス、そしてジュニアという「一般・ジュニア」の4種目を完全制覇。「混合の準決勝の前に(優勝すれば全種目制覇ということに)気づいたけど、そこは気にしなかった。結果的に全種目を制することができてよかったです」と語った。

守りの堅い加山(日本大)を破り、白星発進の張本智和

 

●男子シングルス4回戦
及川瑞基 (木下グループ) 5、5、5、5 徳田幹太(野田学園高)
吉山僚一(愛工大名電高) -9、10、10、-4、8、3 平野友樹(協和キリン)
宇田幸矢(明治大)9、11、5、-8、-4、3 坂田修(中央大)
吉田海斗(専修大) -7、10、6、11、-6、9 御内健太郎(シチズン時計)
小林広夢(日本大) -5、8、7、-7、12、7 田添健汰(木下グループ)
田添響(岡山リベッツ) -9、-7、7、8、9、9 鹿屋良平(リコー)
張本智和(木下グループ) 7、3、-8、11、11 加山裕(日本大)
高木和卓(東京アート) 2、7、-4、5、-5、-7、2 中村煌和(愛工大名電高)
町飛鳥(ファースト) 5、-7、6、-4、7、8 出雲卓斗(明治大)(東京)
吉村真晴(愛知ダイハツ) 5、5、8、6 宝利貴也(JR北海道)(北海道)
神巧也(T.T彩たま) 5、9、3、-8、8 竹内佑(筑波大)
松山祐季(協和キリン) 9、9、7、11 萩原啓至(愛工大名電高)
沼村斉弥(明治大) -6、8、5、-8、8、-3、7 渡井丈人士(駒澤大)
吉田雅己(木下グループ) 9、-6、-7、5、9、7 遠藤碧人(専修大)
笠原弘光(シチズン時計) 7、7、6、7 宮澤僚太(東洋レックス㈱)
松島輝空(星槎中) 5、7、3、-9、6 郡山北斗(リコー)
大島祐哉(木下グループ) 6、3、10、-6、8 浅津碧利(中央大)
松平賢二(協和キリン) -8、-7、4、6、8、9 藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)
丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス) 10、-8、9、10、-4、2 篠塚大登(愛工大名電高)
英田理志(愛媛競対) 9、4、9、7 西康洋(明治大)
上田仁(T.T彩たま) -5、7、-9、-5、10、9、8 濱田一輝(愛工大名電高)
小西海偉(東京アート) 5、-6、8、8、9 菅沼湧輝(明治大)
戸上隼輔(明治大) 8、6、-10、12、7 五十嵐史弥(早稲田大)
谷垣佑真(愛工大名電高) 7、5、9、11 江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)
森薗政崇(BOBSON) 9、6、6、5 村上達哉(國學院大)

なお、男子シングルス4回戦の32試合のうち、7試合が棄権試合となった。対戦カードは下記のとおり。

松平健太(ファースト) キケン 横谷晟(愛知工業大)
鈴木颯(愛工大名電高) キケン 龍崎東寅(三井住友海上火災保険(株))
松下大星(クローバー歯科カスピッズ) キケン 田中佑汰(愛知工業大)
大矢英俊(ファースト) キケン 高見真己(愛知工業大)
硴塚将人(協和キリン) キケン 吉村和弘(岡山リベッツ)
酒井明日翔(シチズン時計) キケン 曽根翔(愛知工業大)
三木隼(野田学園高) キケン 田原彰悟(愛知工業大)

ジュニアで2回目の優勝を飾った吉山僚一。勢いそのままに、平野友樹から白星を挙げた

竹内(筑波大)を破って5回戦に進出した神巧也

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