1月24日より開幕する天皇杯・皇后杯2022年全日本卓球選手権(一般・ジュニアの部)。大会の舞台は東京五輪卓球競技が行われた東京都・東京体育館。2017年度大会以来、4年ぶりに全日本が大阪から東京へ帰ってきた。卓球王国WEBでは今年も会場から大会を各種情報をお届けしていくが、競技スタートに先立ち、各種目の見どころ、注目選手などを紹介していく。まずは大会初日からスタートするジュニア男女の見どころから。
ジュニア男子は前回大会まで愛工大名電勢が2年連続王者を輩出。今大会も前々回大会優勝の吉山僚一、前回準優勝の鈴木颯を筆頭に実力者たちがタイトルを狙う。愛工大名電勢ではスーパーシードの萩原啓至、中村煌和の他、全中準優勝の坂井雄飛、同3位の吉山和希にも注目だ。
昨年12月の世界ユース選手権U15シングルスを制した松島輝空(星槎中)も初のジュニア制覇を目指す。前々回大会は小学6年生で準優勝を果たすも、前回大会はベスト8で終戦と悔しい結果に終わった。今年度は全中で初出場・初優勝、Tリーグでもシングルス初勝利をあげるなど、着実に結果を残している。中学2年でのジュニア男子優勝となれば、張本智和(木下グループ)に並ぶ最年少優勝記録となる。
インターハイ学校対抗2位の野田学園高はスーパーシードの飯村悠太の他にも徳田幹太、芝拓人、三木隼とポテンシャルの高い選手が揃う。前回大会ベスト8の髙橋航太郎(実践学園高)はインターハイシングルス3位と成長を見せており、今大会でも古豪・実践から久しぶりの表彰台を目指す。他の高校生では前出陸杜(高田高)、田中京太郎(静岡学園高)、道廣晴貴(希望が丘高)、斉藤秀太(明徳義塾高)、木塚陽斗(明豊高)、髙橋慶太(育英高)らも上位候補。
全日本ホープス、全日本カデット13歳以下を制した小学6年の川上流星(新発田ジュニア)も高いポテンシャルを見せてほしい。成長著しい年代だけに、夏の大会から爆発的な成長を遂げた選手の登場にも期待したい。
ツイート