今季で引退となる宋恵佳(中国電力)が、シングルスの初戦となる4回戦に登場。木塚陽菜(神戸松蔭女子学院大)に対してストレートで敗れて、続くランク決定戦に進むことはできなかった。
宋は安定感のあるバック裏面打法と威力あるフォアドライブを見せ、各ゲームとも接戦となったが、木塚が宋のフォアサイドの厳しいコースを攻めてわずかに優位に立った。第4ゲームは宋が3−6でタイムアウト後によく動いて必死のドライブのラリーをものにし、10−7とゲームポイント。しかし3球目攻撃でなかなか決め切れず、ジュースの末に敗れた。
完成されたペン両面裏ソフトの両ハンドドライブスタイルは、現役選手でも随一の存在である宋。日本リーグ・中国電力の主力として活躍を続け、今季もチームはリーグ1位、JTTLファイナルでも優勝を遂げ、有終の美を飾った。シングルスは最後となったが、中国電力を牽引してきた成本綾海との黄金ペアで、明日の女子ダブルス5回戦に臨む。
●女子シングルス4回戦
木塚陽菜(神戸松蔭女子学院大) 8、8、9、12 宋恵佳(中国電力)
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