大会2日目が終了し、ベスト32が出そろったジュニア男女。ここでは、過去に全日本速報で紹介してきた選手たちから2名のジュニア選手の今大会での戦いぶりをピックアップしてお届けする。
まずは2年前の全日本、卓球を始めてわずか2年6カ月で男子ダブルスに出場を果たした木谷颯太(当時・鳥栖卓球センター)。佐賀学園高の2年生となった今大会は、初めてジュニア男子に出場を果たした。
1回戦を突破した木谷は、2回戦で強豪・明徳義塾高の主力である斉藤秀太と対戦。昨年のインターハイベスト16の実力者が相手だったが、サービスと力強さを増したフォアドライブを武器に、なんとストレートで勝利。続く3回戦でも快勝を収めてベスト32に進出している。
競技開始年齢の低下が進む卓球界において、中学1年の夏から競技を始めて4年半ほどでのジュニアベスト32入りは驚異的。次戦の相手は徳田幹太(野田学園高)だが、どんな試合を見せてくれるか。
続いては昨年紹介した栃木県・卓桜会の田村優花。中学3年にして3年連続のジュニア女子出場となった田村は、今大会の1回戦で木村天音(山田卓友)を退け、念願の全日本初勝利をあげた。時に厳しく、それでいて温かく田村を指導し続けてきた卓桜会の原壮代表もベンチで満面の笑みを見せた。
2回戦では昨年のインターハイベスト16の直江杏(明誠高)と対戦し、点数は競り合ったものの勝負所であと1点が遠く、ストレートで敗戦。しかし、成長を感じさせる堂々としたプレーだった。春には高校生となる田村は、インターハイ入賞経験もある強豪校に進学予定。さらなる成長に期待したい。
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