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全日本卓球2022

吉村、松平が準決勝へ。「吉山は警戒していた。相手の嫌がるところを攻めていった」(松平)

●男子シングルス準々決勝

松平健太(ファースト) 5、−7、9、9、7 吉山僚一(愛工大名電高)

吉村真晴(愛知ダイハツ) 7、7、9、−7、13  松下大星(クローバー歯科カスピッズ)

 

今大会、及川を破るなど大暴れしたジュニア男子チャンピオンの吉山僚一と松平健太が対戦。吉山との打ち合いを避けながら、巧みな台上やコース取りを見せた松平が快勝した。

●松平健太のコメント
「及川に勝ったり、吉田に勝って上がってきた吉山は警戒していた。相手の嫌がるところを攻めていった。相手のテンポや攻撃対攻撃でやっても勝てないので、緩急をつけたり、タイミングをはずことを心がけた。明日の試合でもタイミングを外したり、自分のプレーをしたい。最近、吉村さんには勝ててないけど、負けていることは気にしないで優勝できるように頑張ります。
若い選手のプレーはぼくには無いプレーで、彼らが持っていないプレーでぼくはやっている。高校2年で準優勝なってから決勝にもいってない。一般のシングルスで優勝を目指してやっています」

ペンドライブ型の松下大星の強打を封じながら、好調が続く吉村は出足から飛ばす。4ゲーム目を落としたが、最後の1本をしっかり拾い、勝利をものにした吉村。準決勝は松平対吉村という、長く日本を支えてきた選手同士の対決となる。

●吉村真晴のコメント
「全体的にサービス、レシーブが効いていたけど、4ゲーム目で相手に付け入るスキを与えてしまった。自分と向き合うことができているし、プレーに良い影響が出ている。楽しく戦うことができています。
久しぶりの最終日、お客さんの前でプレーできるのが楽しい。健太さんとは何回もやっているし、お互い手の内を知っている。作戦をねって、全力で打ち込んでいきたい。(準決勝のメンバー)懐かしいですね(笑)。ベテランの域だけど頑張りたい。自分がここで一番だという気持ちで戦っていきたい。高校生の時は両ハンドでイケイケだった。怖さもあった。そういったものをもう一度思い返すように練習してきた。昔よりはミスも少なくなってきた。水谷さんからも全日本で勝ち方を聞いたり、アドバイスをもらっています」

 

 

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