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全日本卓球2022

優勝戦線異状あり、全7種目での棄権はのべ「119」

大会初日、日本卓球協会は現時点での選手の棄権リストを発表。棄権した選手は全7種目でのべ「119」に達した。昨年度大会は、初日時点での棄権選手は42名。人数と延べ人数なので一概に比較はできないが、棄権する選手の数は大幅に増えている。

愛知工業大は一般の男子シングルスにエントリーした8名、女子シングルスにエントリーした5名がすべて棄権。男子は前回3位の田中佑汰、ベスト16の曽根翔をはじめ、木造勇人、高見真己、田原彰悟、横谷晟といった上位候補の選手が多く、女子も岡田琴菜や大川真実がTリーグで活躍中。男子5名・女子1名が一般シングルスのスーパーシードに名を連ねており、男女ダブルスや混合ダブルスも含め、優勝戦線に大きな影響を及ぼすことになる。

また、四天王寺高は横井咲桜と面田采巳が一般シングルスとジュニア女子シングルスを棄権。ジュニア女子の第1シードである大藤沙月はジュニアを欠場するが、一般シングルスには出場予定だ。昨年のインターハイ3位の高橋航太郎(実践学園高)、全日本ホープス優勝の川上流星(新発田ジュニア)の棄権も残念なニュース。

その他、岡谷市役所や鹿児島相互信用金庫などは前回大会に続き、母体が選手の派遣を自粛し、選手全員が棄権となっている。選手の棄権がこれ以上増えないことを祈りたいが、前回大会の例を考えても、さらなる増加は避けられない情勢だ。

メインアリーナのオーロラビジョンには、写真のような注意書きが表示された

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