●ジュニア女子1回戦
香取悠珠子(卓桜会) 11、−4、7、−7、7 福井蓮彩(進徳女子高)
平野亜子(甲府西高) 14、5、6 田中なつみ(日南学園高)
ジュニア女子1回戦、昨夏の全日本ホープスの覇者で、ジュニア女子最年少の香取悠珠子が登場。カットの福井蓮彩(進徳女子高)をゲームオールの末に下し、うれしい1勝をあげた。
試合後のリモート会見では少し緊張しながらも、「最初は少し不安があったし、初めての大会で勝ちたいという気持ちもありました。最後は競ったけど、ちゃんと勝てたので良かったです」とコメント。得意の巻き込みサービスに変化をつけ、「特に上回転のサービスから、相手を前後に揺さぶることができたのが勝因」としっかり自分のプレーを分析できていた。
今大会の目標は「ベスト16」と語る香取。全日本ホープスでの優勝が自信となり、試合で少し力が抜けて楽にプレーできるようになったという。メンタルの部分も「最年少だからこそ相手に向かっていく気持ちでやりたい」と前向きなコメント。この大舞台での1勝が、彼女をさらに成長させようとしている。
同じくジュニア女子1回戦で、こちらもうれしい初勝利をあげたのは平野亜子(甲府西高)。東京五輪代表の平野美宇(日本生命)を長女として、次女・世和、三女・亜子の「平野三姉妹」の三番目。しゃがみ込みに近い変化の激しいフォアサービスと、バック面の粒高ラバーの変化でストレート勝ち。「お姉さん(美宇)の素晴らしい試合を見て、自分ももっと頑張ろうと思いました」と、同じ東京体育館で行われた東京五輪での姉・美宇のプレーに刺激を受け、初出場の昨年度大会より確実に成長した。
姉におねだりする勝利のご褒美は、大好物のチョコレートケーキ。今大会への意気込みについては、「まず今日1試合勝てただけでもすごく自信になりました。明日からの試合も、全力を出し切って、自分の実力を出し切って表彰台まで上りたいです」と力強く語った。
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