卓球王国 2024年3月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
全日本卓球2022

戸上、丹羽を完封。「自分がつなぐと強く打たれるというプレッシャーはあった」(丹羽)

●男子シングルス準決勝
戸上隼輔(明治大) 7、4、9、5 丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)

男子シングルス、もうひとりのファイナリストは戸上隼輔!
4ゲーム目、10ー5のマッチポイントで、丹羽のフォアストレートへのカウンターを、戸上ががら空きの丹羽のバックへ強烈なカウンター。あっという間にコートを駆け抜けたこの一撃で、戸上のストレート勝ちが決まった!

フットワークを生かしたフォアのカウンター、打球点の高いバックのカウンター、ともに抜群の決定率だった戸上。さすがの丹羽もカウンターで狙い打つことができず、つないだボールは戸上がさらに厳しく攻めてきた。序盤で大きくリードした3ゲーム目を落とすと、最後は得意のストレートへの攻めも戸上に狙い打たれ、万事休す。

大舞台のプレッシャーを感じさせない若武者・戸上。決勝でのプレーが楽しみだ。

●丹羽孝希・試合後のコメント
「3ゲーム目5−1でリードして、9本で負けたところが……。それ以外のゲームは力負けだった。自分がつなぐと戸上に強く打たれるというプレッシャーはあった。全体としては久しぶりの表彰台である程度満足しているけど、きょうは自分のミスが多かった。みなさんの前で良いプレーを見せたかった」

関連する記事