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全日本卓球2025

「試合は今までやってきたことの発表会」平野亜子、激闘制して3回戦へ

1月21日、女子シングルス2回戦で平野亜子(都留文科大)は大崎陽歌里(明誠高)とのフルゲームジュースの大接戦を制し、3回戦進出を決めた。

●女子シングルス2回戦
平野亜子(都留文科大) -8、6、7、-7、11 大崎陽歌里(明誠高)

最終ゲームは相手にマッチポイントを奪われながらも、積極的なプッシュで逆転し、勝利を掴んだ

パリ五輪銀メダリストの平野美宇(木下グループ)を姉に持ち、現在は片道2時間かけて公立大学に通う平野。「授業の日は早い時だと9時前に家を出て、帰ってくるのは21時前くらい。練習は22時までだけど、その後残って23時過ぎまでやることもある」と、忙しくも充実した日々を送っている。

昨年の夏には、姉・美宇の出場したパリ五輪を現地で観戦。「(姉は)オリンピックでメダルを獲るという目標を持って、その期間まですごく努力していた。私も目標を持って一生懸命頑張ろうと思えました」と、姉の活躍が良い刺激になっていると話す。

現在、大学では英語を学んでいるという平野。将来について聞くと、「まだちゃんと決まっているわけではないけれど、もし英語を話す機会があったらその時にちゃんと話せるようにはしておきたい」。

「喫茶店でアルバイトをしていて、接客の仕事がすごく楽しくて今も続けている。そういった人と関わることとか、人の役に立てるような仕事をしたい」(平野)

平野は明日(22日)、村田咲紀(Spe than)との女子シングルス3回戦に臨む。「やっぱり試合は今までやってきたことの発表会。相手と勝負する場を楽しむ気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。

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