●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) 9、6、8、6 石川佳純(日本)
王芸迪(中国) 10、−7、2、7、9 伊藤美誠(日本)
孫穎莎(中国) 9、4、4、7 徐孝元(韓国)
王曼昱(中国) 9、7、1、11 陳幸同(中国)
アジア勢のみでの争いとなった女子シングルス準々決勝は同士討ち1試合を含めてすべてで中国勢が勝利。中国女子の新たな「ビッグ3」とされる陳夢、孫穎莎、王曼昱に、初出場の王芸迪が準々決勝を突破、前回大会に続いてベスト4独占を決めた。ここでは日本選手が絡んでいない2試合についてお届けする。
小柄だが、威力あるフォアドライブを放つ孫穎莎はカット打ちにも定評あり。今大会の3回戦でもハン・イン(ドイツ)のカットを完膚なきまでに打ち抜いた。徐孝元との準々決勝のスタートでは粒高の変化と攻撃に苦しんでリードを許した孫穎莎だったが、すぐさま対応し、逆転で1ゲーム目を奪う。以降もそのプレーは乱れる気配がなく、終わってみればストレートで勝利、完勝と言って良い内容で準決勝進出を決めた。
中国勢の同士討ちとなった一戦は攻撃力で勝る王曼昱が4-0で勝利。両ハンドでのラリー戦となったが、フォアドライブをコースへ打ち分け、陳幸同に主導権を与えなかった。激しいラリーの中でも体勢が崩れないようになり、フォアドライブ連打にも迫力が増した王曼昱。一気にビッグタイトルをつかんでもおかしくはない。
準決勝の対戦カードは陳夢vs.王曼昱、孫穎莎vs.王芸迪となっている。
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