今年の11月に東京で開催されるデフリンピック。9月に行われた同大会の選考会で優勝し、自身にとって2度目のデフリンピック出場を決めたのが、明誠高1年の山田萌心(やまだ・もえみ)だ。
山田は、本日(21日)よりスタートした全日本にデフ(ろうあ者卓球協会)枠として初出場。女子シングルス1回戦でカットの永野萌衣(愛知工業大)と対戦し、「緊張しすぎて、全然自分の思ったプレーができなかった」と、回転の分かりにくい永野のカットにミスが続き、ストレートで敗戦となった。
「今回の試合は40点。凡ミスが多くて、自分の良いところをすべて出し切れなかった」と結果には悔しさを滲ませたが、「ずっと全日本に出ることが目標だった。今回こうやって出させていただいて、良い経験になった」と充実ぶりも口にした。
そして、11月に開催されるデフリンピックについては「今回が初めての東京開催。団体、シングルス、ダブルス、ミックスの全種目で金メダルを獲れるように頑張りたい」と意気込み、さらに「インターハイにはまだ出たことがないので、今年はデフリンピックとともにインターハイへの出場も目標」と語った。
全日本での経験を糧に、さらなる飛躍を目指す。
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