●混合ダブルス準々決勝
張本智和・早田ひな(IMG・日本生命) 11、9、4 篠塚大登・木原 美悠(愛知工業大・JOCエリートアカデミー/星槎)
坂根翔大/塩見真希(関西卓球アカデミー/サンリツ) 4、12、6 谷垣佑真/岡田琴菜(愛知工業大)
伊藤礼博/萩井菜津子(日本大) 12、8、8 田原翔太/田口瑛美子(筑波大/レゾナック)
田中佑汰/田中千秋(愛知工業大/豊田自動織機) 9、ー7、9、11 小野寺翔平/枝廣愛(中央大)
昨日の4回戦では苦戦を乗り切った「はりひな」こと張本・早田ペア。混合ダブルス準々決勝、日本代表対決となる篠塚・木原との一戦は最大の難関となることが予想されたが、ストレートで勝利を収めた。
1ゲーム目は篠塚・木原がサービスからの攻撃で押す展開。しかし張本・早田が着実にラリーでつないでジュースをものにすると、2ゲーム目以降は競りながらも張本・早田が落ち着いたプレーを見せる。篠塚・木原は随所で鮮やかな強打やカウンターを決めたが、緩急をつけつつ丁寧にコースをついた張本・早田と対照的に、打ち急いでのミスも増えてしまった。
張本・早田は、序盤に相手にペースを握られても、試合中に話し合って立て直し、無理打ちは避けながらも決めに行くところは決めた。理想的な展開を見せた「はりひな」、連覇に向けて大きく前進した一戦だった。
以下、記者会見でのコメント(要約)
張本「一番強い相手で、出足でリードされたが、経験の差で1本多くつなぐことができた。普段、男子同士、女子同士でやりなれている相手で、ボールの質は高かったけど、驚くようなことはなかった。このペアを乗り越えたのは大きい。残り2試合、気を引き締めて頑張りたい。
(早田のフォアハンドへのリスペクトする点)男子並みの一撃のパワーがあるし、男子相手にもカウンターできる。私も男子ダブルスのような戦術でもプレーできる。取られたと思ってもカウンターしてくれたりして心強い」
早田「相手の情報が少ない中で、対策が難しかったが、木原選手とミックスで対戦したことがあり、その時のサービスなどを考え対策した。試合中に話し合いながら、終盤になればなるほど良い試合ができた。サービス、レシーブ、3球目を組み立てて、粘るところは粘るようにした。男子は後ろでもつなげるので、連続性を大事にした。互いにチャンスボールで焦るときがあったが、話し合ってコントロールできたのが、最後に突き放せることができた要因。
(準決勝から)女子シングルスで対戦が少ない相手で、わかりにくい状況だが、ビデオを見て対策しながら、試合に入ってからも話し合って調整し、やるべきことをやって臨みたい。
(張本のバックハンドへのリスペクトする点)ミックスでは女子のボールを男子が打つのが難しいことが多いが、張本選手は前でも下がっても、どこでも打てるフィーリングがあり、任せられる」
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