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全日本卓球2023

父は元全日本ファイナリスト、木方3兄弟がジュニアに登場

 本日行われたジュニア男子1回戦に、2002年度全日本選手権男子シングルス2位の木方慎之介さんの長男・圭介、次男・蒼介、三男・瑛介が揃って登場。三兄弟揃っての勝利はならなかったが、圭介と蒼介が明日の2回戦へ駒を進めた。

 

●ジュニア男子1回戦

木方圭介(野田学園高) 7、5、7 原圭佑(松商学園高)

木方蒼介(実践学園中) -8、10、6、3 小山立樹(古川学園高)

木方瑛介(T.T彩たま) -8、7、-7、-6 大西翔太郎(尽誠学園高)

 

 まず先陣を切ったのは長男の圭介。昨年のインターハイ男子ダブルスで準優勝に輝いた実力を見せて難なく初戦を突破。右利きの慎之介さんとは違い、サウスポーの圭介だが、長身細身のルックスは慎之介さん譲り。しなやかなでコンパクトなスイングから放つバックドライブはスピード感抜群。今日の試合でも次々に相手コートを打ち抜いていった。

快勝で初戦を突破した圭介

 続いて登場したのは三男の瑛介。小学5年生にして初めて全日本の舞台に立った。高校生を相手にガッツ溢れる戦いぶりで、左右のボールに食らいついていったが、1ゲームを奪うにとどまり、全日本初勝利は来年以降に持ち越しとなった。

瑛介は初戦敗退も堂々の戦いぶり

 そして最後に試合に臨んだのは、慎之介さんと同じく実践学園で腕を磨く中学3年生の蒼介。こちらも全日本初出場となったが、ベンチに入った慎之介さんの前で見事に勝利。1ゲーム目を落としたが、2ゲーム目をジュースで奪い返すと、以降はそつのない両ハンドでうまく得点をあげた。

父と同じ実践学園のゼッケンを背負って全日本に立った蒼介

全日本初出場で勝利をあげた蒼介をねぎらう慎之介さん

 

 圭介、蒼介、瑛介の妹・菜々美(T.T彩たま)も昨年の全日本バンビを制した有望株。数年後には4兄妹揃っての全日本出場、という日も訪れるだろう。

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