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全日本卓球2023

伊藤美誠はサービスの名手を退け、5回戦も快勝

女子シングルス5回戦、伊藤美誠はサービス&3球目攻撃の名手・菅澤柚花里から1ゲームを奪われたものの、しっかりと対応して4-1で勝利。昨日のシングルス初戦(4回戦)では、1本1本の技術を確かめるようなプレーを見せたが、よりエンジンがかかってきたように見える。

●伊藤美誠(スターツ) 7、-8、1、6、3 菅澤柚花里(デンソー)
取りなれていない選手にとっては脅威となる菅澤のしゃがみ込みサービス。サービスエースもありながらも伊藤は丁寧にレシーブ。3ゲーム目は菅澤がサービスと3球目攻撃でゲームを奪ったが、4ゲーム目は伊藤が7本連取と突き放すなど、圧倒した。

序盤はじっくり対応、中盤から一気に突き放す女王・伊藤美誠の試合運び

得意のしゃがみ込みサービスからの前陣攻守で、伊藤から1ゲームを奪った菅澤

●安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋) 10、5、5、-11、-5、9 成本綾海(中国電力)
バック表ソフトの左右の異質速攻対決は、予想どおりの好ラリーが続いたが、フォアサイドを突かれてもミート打ちで叩く安藤の決定力が上回る。最後は渾身のスマッシュを叩き込んで競り合いを制した。

異質型同士の成本との対戦を、4−2で制した安藤

●木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 11、8、11、9 枝廣瞳(神戸松蔭女子学院大)
枝廣は持ち味の安定感のある両ハンドドライブで木原に善戦。各ゲームとも競ったが、木原がストレートで勝利した

枝廣は各ゲームとも競り合うも、木原からゲームを奪うことはできず

●鈴木李茄 (トップおとめピンポンズ名古屋) 7、3、7、2 黒野葵衣(早稲田大)
鈴木は、力が抜けて安定したカット打ちを披露。ミスのないカット打ちの前に、全日学2連覇の黒野は反撃の糸口を見出だせなかった。

全日学2連覇の黒野葵衣、鈴木のミスのないカット打ちに敗れる

 

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