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全日本卓球2023

強い! 女子複、森薗美咲・船場清華は学生ペアを圧倒2連破

●混合ダブルス2回戦
龍崎東寅・森薗美咲(三井住友海上・FPC) 6、8、9 田澤諒・花輪日菜(創学館高校職員・山形城北高)
●混合ダブルス3回戦
堀大志・竹本朋世(岐阜信用金庫・十六銀行) -10、-11、6、7、9 龍崎東寅・森薗美咲

●女子ダブルス2回戦
森薗美咲・船場清華(FPC・専修大) 9、7、-5、5 高橋花・宮田保野花(日本体育大・東京富士大)
●女子ダブルス3回戦
森薗美咲・船場清華 4、11、5 三浦千緋呂・津田菜穂(同志社大)

2020年全日本で一旦は第一線を退いたものの、昨年(2022年)大会で全日本に復帰出場を果たした森薗美咲。コーチ、選手、そして昨春からパラ日本代表監督(立位)にも就任と、複数の立場で活躍を見せている。その森薗は、今大会は女子ダブルスと混合ダブルスに出場。大会2日目の本日、それぞれ2試合ずつを戦った。

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まず混合ダブルスに龍崎東寅(三井住友海上)とのペアで登場。初戦となる2回戦はストレートで快勝したが、続く3回戦では堀・竹本の明徳義塾OB・OGペアに2ゲーム先取から3ゲームを奪われ、惜敗となった。

龍崎との実力者ペアでの勝ち上がりも期待されたが、混合ダブルスは惜敗となった

続く女子ダブルスのパートナーは専修大の主力・船場清華。初戦となる2回戦では3-1、続く3回戦は3-0と、大学生ペアを相手に強さを見せた。3回戦の三浦・津田(同志社大)との試合では、第2ゲーム中盤まで完全に流れを握る。ゲーム中盤に、同志社ペアにコース取りに対応されて逆転を許し、ゲームポイントを奪われたものの、そこから粘り強いラリー戦で再逆転。第3ゲームも一気に押し切った。

森薗はサービスとレシーブの厳しさが健在で、主導権を握る場面が多く、またラリーでも切れのある動きを見せ、度々フォアの決定打を決めた。船場も両ハンドの安定したラリーと、ミート打ちの持ち味を発揮している。「ミックスも勝ちたかったけど、女子ダブルスは今のところいい感じなので、引き続き頑張ります」(森薗)。明後日26日の4回戦(ベスト16決定)の戦いも楽しみだ。

森薗はバック表ソフトの攻撃だけでなくサイドスピンなどの変化も有効使い、相手を崩した

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